9割以上の産婦人科医が回答! “おりものチェック”の重要性とは?
selfemデリケートゾーンチェックツールを提供しているエオストはこのほど、産婦人科医を対象に「フェムゾーンケア」に関する調査を行いました。
女性の体にとって大切なフェムゾーン。デリケートな部分の不調を感じながら、相談相手や適切な対処法に悩む女性も少なくないでしょう。
特に中年期に入ると、フェムゾーンの老化に伴い悩みは増えやすく、正しいケアが重要になってきます。フェムゾーンをケアする方法にはどのようなものがあるのか、デリケートな問題にどのように対処すべきなのでしょうか。
そこで今回は、産婦人科医を対象に「フェムゾーンケアに関する調査」を実施しています。
フェムゾーンの不調を放置する女性は多数!その理由は?
はじめに、「フェムゾーンに関する悩み(痒み・おりものの異常など)の放置傾向を感じますか?」と質問したところ、「かなり感じる(44.2%)」「やや感じる(50.4%)」「あまり感じない(4.2%)」「ほとんど感じない(1.2%)」という回答結果に。9割以上が放置傾向にあることを感じていることが明らかになりました。
「患者がフェムゾーンの悩みを放置する理由を教えてください」と聞いたところ、「恥ずかしさや抵抗感(71.7%)」との回答が最も多く、次いで「受診にかかる手間(41.9%)」と続きました。
膣内のPHを正常にする必要性は?
「膣内のPH値を正常に保つ重要性はどの程度であると思いますか?」と尋ねたところ、「非常に重要である(34.6%)」「重要である(56.0%)」「重要でない(9.0%)」「全く重要ではない(0.4%)」という回答結果になりました。
では、なぜ膣内のPH値を正常に保つ重要性があるのか、その理由はなんでしょう。
●膣内のPH値を正常に保つ重要性がある理由
・雑菌が侵入しても繁殖を防ぐことができるから(40代/男性/東京都)
・デリケートゾーンは非常に敏感なので、適正なケアは重要だから(40代/男性/大阪府)
・湿疹やかぶれによる生活の質の低下が見られるから(50代/男性/静岡県)
・感染症を防ぎやすくなるから(50代/女性/兵庫県)
膣内のPH値を正常に保てると、雑菌の繁殖や感染症を防ぐことにつながるようです。続いて、フェムゾーンの悩みを放置するリスクを聞きました。
●フェムゾーンの悩みを放置するリスクとは?
・感染症や不快な臭い、かゆみの問題が発生し、日常生活に支障をきたす(40代/男性/大阪府)
・皮膚の炎症を誘発(40代/男性/群馬県)
・産婦人科系の病気のリスクが高まる(40代/女性/和歌山県)
・性病のうたがいがあっても、気付けない(50代/男性/千葉県)
フェムゾーンの悩みを放置すると、日常生活に支障をきたす臭いや痒みだけでなく婦人病のリスクが高まったり、病気に気づくタイミングを失う可能性があることが示唆されました。
フェムゾーンの不調の原因やケア方法について
「ありがちなフェムゾーンの不調の原因を全て選択してください」と質問したところ、「不適切な衛生習慣(誤った洗浄方法も含む)(54.2%)」と回答した人が最も多く、次いで「ホルモンバランスの乱れ(49.4%)」と続きました。
フェムゾーンに対する誤った衛生習慣を持つ人が多いことがうかがえます。
続く「フェムゾーンのセルフケアで、強調したいアドバイスとして当てはまるものを全て選択してください」との質問では、「PHバランスや洗浄力を考慮した製品の使用(64.4%)」との回答が最も多く、次いで「正しい衛生習慣を身に着ける(52.6%)」と続きました。
多くの産婦人科医が、PHバランスを適切に保ちフェムゾーンに対して適切な洗浄力を持つ製品で洗浄することが重要であると考えていることが明らかになりました。
検査キットについてはどう考える?
「日々のおりものの状態をチェックする重要性はどの程度あると思いますか」と聞いたところ、「非常に重要である(40.8%)」「重要である(52.4%)」「あまり重要ではない(5.8%)」「重要ではない(1.0%)」という結果に。9割以上の産婦人科医が、おりものの状態をチェックすることは重要だと回答しています。
そこで、「フェムゾーンの不調を感じた際、気軽にPH値やおりものの状態をチェックできる検査キットを推奨したいと思いますか」と尋ねたところ、「推奨する(41.6%)」「どちらかといえば推奨する(54.2%)」「どちらかといえば推奨しない(3.4%)」「推奨しない(0.8%)」という結果になりました。
9割以上の産婦人科医が、検査キットの使用を推奨したいと回答。不調を感じた時に、放置せずチェックすることが重要であるようです。
最後に、「推奨理由として当てはまるものを教えてください」と質問しました。結果は、「気軽な方法でフェムゾーンの状態をチェックできることにメリットを感じるため(51.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「異常を明確にすることで婦人科への受診に繋がると思うから(28.8%)」と続きました。
約半数の産婦人科医が、気軽にフェムゾーンの状態をチェックできる点にメリットを感じていました。チェックが受診のきっかけになれば、感染症や皮膚の炎症のリスクも下がり、日常生活を快適に送ることにつながるのではないでしょうか。
【まとめ】
膣内のPH値を正常に保つ重要性が明らかに!検査キットの使用を推奨する産婦人科医が多数
今回の調査で、9割以上の産婦人科医がフェムゾーンの悩みが放置されやすい傾向にあると感じていることが明らかになりました。
フェムゾーンの悩みを放置してしまうと、感染症を引き起こしたり、病気に気付けなかったり、生活に支障が出やすくなってしまうようです。
また、9割以上の産婦人科医が膣内のPH値を正常に保つ重要性があると回答。その理由は、病気や炎症の予防であることが示されました。
フェムゾーンの不調の主な原因は、フェムゾーンの不適切な衛生習慣と、ホルモンバランスの乱れであることも明らかになりました。フェムゾーンのケアを誤っている女性は多く、衛生習慣を見直すことが大切であるようです。
デリケートゾーンのセルフケアで重要なアドバイスとして、PHバランスを適切に保て、かつ洗浄力を考慮した製品を選ぶことが重要であることも示されました。
さらに、9割以上の産婦人科医が、おりものの状態をセルフチェックするのが重要だと回答しています。自宅で気軽にPH値やおりものの状態をチェックできる検査キットの使用を推奨する人は多いようです。
受診前のセルフチェックが手軽にできれば、病気の早期発見につながりやすいと考える産婦人科医は多いことが示唆されました。
検査キットを衛生習慣の一つとして生活に取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
調査概要
【調査期間】2024年4月11日〜 4月12日
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】500人
【調査対象】調査回答時に「産婦人科医である」と回答したモニター
【調査元】エオストレ(https://selfem.store/)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
(エボル)
※この記事は2024年05月31日に公開されたものです