#118 出会いの序盤から「恋愛を有利に進めることができる」フレーズとは?
「ラブスペル」とは、意中の彼の心をつかみ恋を叶えるフレーズ。そんなフレーズを、恋愛コラムニストの浅田悠介さんが使い方や効果と併せて紹介します。
ラブスペルとは恋の呪文のこと。恋を叶えるフレーズです。
難しい恋の理屈は置いておいて。ひとまず英会話のように「フレーズから恋を学ぼう」というわけですね。心理学を用いて導き出したものなので強力ですよ。
好きな人の前でラブスペルを唱えてみれば、彼の反応がきっと変わるはず。
さあ、恋の魔法をかけてみない?
恋を叶える魔法のフレーズ
ラブスペルNo.118
「それはすごいね」
この言葉の効果
出会った序盤から、有利に恋愛を進めるようになるラブスペルです。
付き合うまでの段階で、男性の方から貴女にアピールしてくるようになります。さらに付き合ったあとも冷めずに大切にしてくれるようになります。
このラブスペルを唱えると、いわばポジション(心理的な立場)が上になるのです。振り回される恋愛と、気持ちのいい恋愛の違いは、このポジションがとれているかどうかが重要です。
いわゆる合コンや巷の恋愛テクニックで解説される「男は“すごい!”の連呼で持ち上げるべし」というものとは全く異なります。むしろ、「すごいね」と連呼するだけではポジションは上がりません。
このラブスペルでは、前半の「それは」という部分がポイントです。
つまり「それは」という言葉には「それじゃない部分(他は)すごくない点もあるんじゃないの?」という疑いのニュアンスを暗にこめてあります。難しいので、さらに解説しますね。
このニュアンスをくどく書くと「あなたの中にすごい部分とすごくない部分があるはずで、どれがすごいのかは私が審査するのよ」という意味になるのです。
このラブスペルを唱えると、その場の主導権を握ることになります。何がすごくて、何がすごくないのかを評価する側にまわるということですから。その場のリーダーになれるのです。
つまり彼が承認欲求を満たすためには、貴女の承認が必要になるのです。唱えるうちに、もっと貴女からの承認を得たいという気持ちになるのですね。非常に、ずる賢いラブスペルです。
ラブスペルの使い方
彼が得意げに何かを言った時に唱えましょう。
最近車を買ったとか、どんな仕事をしているとか、ジムに通っているという話の時なんかに。
前述した合コンテクニックのような「すごい!」という媚びるニュアンスとは区別してください。
あくまで「それが、すごいことなのは私が承認するよ」という感じです。ゆったりしたトーンで、評価する側の姿勢を貫くことがポイントです。
同じセリフであっても、声のトーンや、表情の加減だけで、正反対の効果になるわけです。
言葉の意味そのものとは別に、その外にまとわりつく“ニュアンス”に敏感になってみましょう。コミュニケーションが上達します。
付き合ってからの関係性は付き合うまでの過程で決まる
このラブスペルは付き合うまでに唱えるのがポイントです。
付き合うまでにポジションを得ておくことで、付き合ってからも良好な恋愛関係を結べるからです。
付き合ってから冷められてしまう、と悩む方は多いものです。
その原因は、付き合ってからのコミュニケーションではありません。付き合うまでに、そもそもポジションを得られないままに交際に進んだことが原因なのです。一般的に想像されるより、もっと前に原因があるのですね。
悲しい恋愛を避けるためにも、出会った時から「ポジションを得ることができているか?」という目線を持つようにしましょう。エキスパート向けのアドバイスでもありますが、本当に大切なことです。
(文:浅田さん@令和の魔法使い、イラスト:塚由叡)
※この記事は2024年05月16日に公開されたものです