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「おっしゃられました」は間違い? 正しい敬語と例文、その他の二重敬語も紹介

にほんご倶楽部

「おっしゃられました」の他に注意すべき二重敬語

「おっしゃられました」は、「おっしゃる」と「れる」の尊敬語が重なった二重敬語ですが、他にも注意すべき二重敬語は多くあります。下記がその一例なので、誤った敬語を使っていないか改めて確認しましょう。

・×お読みになられる → ○お読みになる

・×お帰りになられた → ○お帰りになった

・×ご覧になられる → ○ご覧になる

・×拝見させていただく → ○拝見する

・×お目にかからせていただく → ○お目にかかる

ただし、最初は「誤用だ」とされていても、次第にその使い方が定着していくこともあります。例えば「お伺いする」は「伺う」と「お~する」の謙譲語を重ねていることから、誤った二重敬語だといわれていました。

しかし近年では「お伺いする」という表現も広く使用されるようになり、一概に「二重敬語だから誤りだ」とはいわれなくなりました。

このように言葉は私たちの生活と共に柔軟に変化していくものであるため、その都度正しい使い方を見直していくことが大切です。今は誤りといわれている「おっしゃられました」も、いつか正しい使い方として認められる日が来るかもしれません。

「おっしゃられました」は二重敬語。正しい表現を使おう

「おっしゃられました」は、「おっしゃる」と「れる」の2つの尊敬語が重なった二重敬語で、誤った表現とされています。よく聞く言葉であるため、あまり違和感はないかもしれませんが、正しくは「おっしゃいました」が適切です。

ビジネスシーンでは誤った敬語を用いることで、相手からの評判を下げてしまいかねません。ささいなミスでビジネスチャンスを逃すことのないように、普段から正しい敬語の使い方を身に付けておきましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2024年04月22日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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