コスモスの花言葉は怖い? 色別に意味を解説
秋に咲く花として多くの人に親しまれているコスモス。赤やピンク、白などさまざまな色が楽しめて、それぞれに花言葉があります。
そんな種類豊富なコスモスですが、その中には怖い花言葉があるといわれているのを知っていますか?
今回は、コスモスの特徴と花言葉を詳しく紹介していきます。
コスモスってどんな花?
キク科コスモス属のコスモスは、秋に群生して咲くかわいらしい花として知られています。和名である「秋桜(あきざくら)」は、主に秋に花を咲かせることと花びらの形が桜に似ていることに由来しているのだとか。
最近ではさまざまな品種も登場しており、夏に見頃を迎える「夏咲き」や、夏から秋の初めにかけて咲く「早咲き」、秋頃に開花する「秋咲き」など、長い期間楽しめるようにもなっています。
また、色の種類が豊富なのもコスモスの特徴。代表的なピンクの他に、白・赤・オレンジなどさまざまなカラーが楽しめます。
強い生命力があるコスモスは育てやすく、花瓶に生けたり、庭植えをしたり、日常でも親しみがある花といえるでしょう。
コスモスの花言葉は怖い? 色別の意味
ここからは、コスモスが持っている色別の花言葉を紹介します。
(1)白色のコスモスは「優美」「純潔」
白色のコスモスの花言葉は、「優美」「純潔」。白が持つ清らかでクリーンな印象をそのまま表現した花言葉といえます。
(2)ピンク色のコスモスは「乙女の純潔」
定番であるピンク色のコスモスの花言葉は、「乙女の純潔」です。ピュアでかわいらしい見た目にぴったりですよね。
(3)赤色のコスモスは「愛情」「調和」
赤色のコスモスは、情熱の赤を連想させる「愛情」や「調和」を表しています。恋人へのプレゼントにもぴったりの花言葉でしょう。
(4)黄色(オレンジ)のコスモスは「野生的な美しさ」「自然美」
黄色やオレンジといった暖色系のコスモスの花言葉は、「野生的な美しさ」「自然美」です。太陽のようなビタミンカラーは、元気で爽やかな雰囲気を連想させますよね。
(5)黒色のコスモスは「恋の終わり」「恋の思い出」
黒いコスモスは、「恋の終わり」「恋の思い出」といった恋が終わった後の悲壮感を表す花言葉が並びます。
贈り物にする際は意味を誤解されてしまわないように、他の色も一緒に花束にして贈るのがおすすめです。
なぜ? コスモスの花言葉が怖いといわれる理由
ここまで見てきた通り、コスモスには「純潔」「愛情」などポジティブな花言葉はありますが、怖い意味合いのものはありません。
強いて言うならば、黒いコスモスだけは「恋の終わり」といった切ない印象の花言葉があるために、一部の人からは怖い印象を持たれてしまっている可能性があるでしょう。

「別れ」にまつわる花言葉を紹介します。
怖い花言葉を持つ花
コスモスには怖い意味を持つ花言葉はありませんでしたが、その他の花であれば存在します。以下で代表的なものを見ていきましょう。
(1)黒いバラは「憎しみ」
黒いバラは「憎しみ」という花言葉を持っています。情熱を象徴する赤いバラとは対照的ですね。
花言葉の由来は不明ですが、黒という色からゆがんだ愛憎が連想されたのかもしれません。
(2)クレマチスは「縛り付ける」
鮮やかな青・紫・白・赤・黄色などの花を次々と咲かせ、細く丈夫なつるを持つクレマチス。その特徴にちなんで「縛り付ける」といった花言葉を持っています。
束縛を連想させる言葉であることから、プレゼントとしてもらったら少しゾッとしてしまうかもしれません。
(3)クロユリは「復讐」「呪い」
ユリに似た黒にも見える紫色の花を咲かせるクロユリは複数の花言葉を持ち、その中には「復讐」や「呪い」といった怖い意味があります。
これは、戦国武将の佐々成政に殺された愛人が「立山にクロユリが咲く頃に、佐々家は滅ぶ」という言葉を残し、その後実際に佐々家は滅んだという伝説が由来になっているのだとか。
見た目だけでなく花言葉の由来までもがゾッとする怖い花といえます。

怖い意味を持つ花言葉の一覧を紹介します。
コスモスの花言葉は怖くない
「優美」や「純潔」など、すてきな花言葉が多いコスモス。しかし、黒いコスモスだけは「恋の終わり」という少しネガティブな意味合いを持つが故に、一部の人からは怖いイメージを持たれている可能性が考えられます。
とはいえ、基本的にはポジティブな花言葉が大半なため、過度に恐れる必要はありません。
見る人の心を癒やし、純粋な気持ちにさせてくれるコスモス。色別の花言葉にも注目しながら、この機会に大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
(LIB_zine)

「愛」にまつわる花言葉を紹介します。
※画像はイメージです
※この記事は2024年04月15日に公開されたものです