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9割以上が低用量ピル服用に満足! 服用を始めた時期・きっかけ・変化とは?

#ヘルシーニュース

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ネクイノが運営する、スマホでピルの相談・診察・処方まで行えるオンライン・ピル処方サービス「スマルナ(※1)」は、新生活シーズンに合わせ、スマルナユーザー2,317人を対象に低用量ピル服用のきっかけや服用後の変化に関する意識調査を実施しました。

(※1)スマルナについて
スマルナはオンライン診察のプラットフォームサービス。診察は提携先医療機関が行っています。
https://smaluna.com/

低用量ピルの服用開始は「社会人になってから」が約7割

まず、低用量ピルを初めて服用したタイミングを聞いたところ、「社会人になってから」が69.4%と約7割を占めました。次いで「専門学校・大学生のときから」が23.5%となり、9割以上が専門学校・大学生のとき以降に低用量ピルを服用し始めていることがわかりました。

続いて、低用量ピルを服用しようと思ったきっかけについて聞くと、「自分自身で調べて服用を決めた」が最も多く51%、次いで「パートナーができた(17.9%)」「医療機関で教えて(処方して)もらった(14.1%)」となりました。

また、友だちや職場の人・家族など「周りの人が服用していた・薦められた」という人も13.8%いました。

「自分自身で調べて服用を決めた」と回答した人に、そのときのエピソードを尋ねたところ、以下のような回答がありました。

・「学生の頃から生理痛が酷く授業を休む程酷かった。社会人になったら毎月会社を休んでいられないと思って服用を始めた」(20代)
・「生理痛が酷く、仕事を大事な有給を使ってまで休んでしまう事で悩んでいて、調べたらピルがおすすめというのをみたので服用を始めた」(10代)
・「学生の頃からPMSや生理痛が重く悩んでいた。親からピル服用に対していい反応がなかったので、上京してから自分の判断で服用を始めた」(20代)
・「もともとピルの服用を考えていたが、彼氏が出来たことと社会人になったこと、オンライン処方があることがきっかけで始めた」(20代)
・「パートナーが出来たことで、月経前症候群のイライラや暴飲暴食が少しでも改善して欲しいと思ったのと、何回かに1回の生理がとても辛かったりと、波があるのでそれを抑えたかった」(20代)
・「彼氏と初めてエッチをするとき、コンドームだけでしっかり避妊ができるのか心配だった。その後、普段来るはずの生理が来ず不安な気持ちでいっぱいになってしまったため、薬を服用して確実に避妊したいと思った」(20代)
・「人生で初めて彼氏ができ、身体の関係を持つことについて2人で話した後、避妊のために始めた」(20代)
・「パートナーができて、大切な人との子どもが欲しいと望んだ時にできるように、今は自分の体を守るために始めようと思った」(20代)

低用量ピル服用への不安は「副作用が心配だった」が最多に

続いて低用量ピル服用前の不安について聞くと、「副作用が心配だった」が最も多く40.2%、次いで「特に気掛かりなことはなかった」が上りました。

また、低用量ピルの服用経験がある人に、「服用前の不安をどのように乗り越えたか?」と質問したところ、「医師とのコミュニケーションの中で解消した」「正しい情報を得ることでメリットの方が高いと判断した」「周りの人の服用経験が後押しになった」などのコメントをが寄せられました。コメントの一部を紹介しています。

・「姉や友だちがピルの服用を始め、私の周りの人ではピルの副作用が出ていなかったため、副作用に対してそれほど心配しなくてもいいのかなと思い始めた」(10代)
・「副作用のデメリットよりも服用のメリットの方が大きかった」(20代)
・「インターネットで検索などして副作用について調べた。また、スマルナでは複数のピルから選べるので合わなければ変えてみればいいかなと思った」(20代)
・「スマルナの医師にたくさん質問し、不安がなくなってから自分に合うものを処方してもらった」(20代)
・「パートナーができてから妊娠への不安もあり、パートナーや周りの友だちと話した結果、誰からもピルに対するネガティブな発言がなく、服用を始める結果になった」(20代)
・「友人の話をたくさん聞き、ピルのメリットを知ることで服用に至った」(20代)
・「月経不順が酷くて飲まざるを得ずに飲んだが、期待以上に調子が良くなり、『これは自分への投資だ』『恥ずかしいことじゃないんだ』と考えを改められて、乗り越えることができた」(20代)
・「ピルに対する正しい情報を得ることでメリットの方が多いと感じた。海外ではピルの服用率が高いことで日本は遅れているなと思ったので」(30代)

ピルの副作用について、低用量ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが配合されている医薬品のため、服用を開始したばかりの時期は体内のホルモンバランスの一時的な変化によって副作用が現れやすいと言われています。

ただし、副作用はあくまで一時的なものであることが多く、1〜3ヶ月ほど飲み続けると女性ホルモンのバランスが整い、症状の多くは次第におさまっていきます。

また、ピルを服用することにより血栓症のリスクがわずかながらも高くなるといわれています。(ピルを飲んでいない人が血栓症を発症する割合は年間1万人に1〜5人であるのに対し、ピルを飲んでいる人は3〜9人というデータがあります)
※日本産婦人科学会編 OC・LEPガイドライン 2020年度版より参照

そのためスマルナでは、半年〜1度定期的に検査を受けることを推奨しています。

低用量ピル服用を継続している理由は「避妊」が約4割

続いて、低用量ピル服用を継続している理由を質問しました。最も多かったのは「避妊(35.8%)」、次いで「月経痛の軽減(18.9%)」「PMS(月経前症候群)の軽減(18.1%)」が上りました。

低用量ピル服用で“主体的な避妊”を行っている人のほか、月経周りの症状軽減にピルを活用している人も多くいることがわかりました。

9割以上がピル服用に満足、自己実現の後押しに

最後に、低用量ピル服用への満足度を聞きました。スマルナユーザーの90.5%の人が低用量ピル服用に満足しており、満足度が大変高いことがわかりました。

低用量ピルを服用することで出来るようになったことについてのエピソードには、「仕事や遊びに邁進できるようになった」「気分の浮き沈みがなくなり周りとのコミュニケーションがうまく取れるようになった」「お守りのような感覚があり、飲んでいるから大丈夫」という自信になっているなど、たくさんのエピソードが届いています。

・「月経痛がある時は友だちとの遊びを断っていたけど遊びに行けるようになった」(20代)
・「ネガティブになって、パートナーに辛いことを言ってしまったり、ネガティブな感情を我慢しようとして、より落ち込んでしまうということが無くなったので、パートナーといい関係が気づけるようになった」(20代)
・「社会人になって、何度も休んだら早退があることは周りの理解も得られないだろうなと、痛み止めをのみ必死に耐えてた。ピルを飲み始めてから、私にはとても合っていたのか大幅に生理痛が改善され、冷や汗をかいてのたうち回るような痛みが激減! 仕事も生理によって休まなければならないことがなくなり、事前にどのくらいに生理になるかがしっかり把握できるので日々の予定なども含め、準備ができている。毎月の生理が怖いものではなくなったことが、本当に感激した」(20代)
・「ひどい月は会社に行けなくなるほど、気分の沈みや身体の不調があった。社会人として、人間として普通の生活を送るためにはピルは必要不可欠な存在。お守りのような感覚があり、飲んでいるから大丈夫! という自信にもなっている」(20代)
・「生理前は毎月のPMSで1週間くらいはイライラが続き、子どもたちと遊ぶ機会が少なかった。飲み始めて心に余裕が出来て、子どもたちとの時間をより楽しく思うようになった」(20代)
・「生理が来ないと将来妊娠できるか不安だった。低用量ピルを服用し始めてから、1ヶ月周期で来るようになり、不安も消えた」(20代)
・「生理不順が改善し、いつ来るかわからないストレスもなくなり、突然生理が始まり下着が汚れることがなくなった。また生理中のメンタルの乱れにも対応できるようになり、心理的な負担が小さくなった」(30代)

調査概要

調査対象:スマルナユーザー2,317名
実施期間:2024/2/10〜2/19
調査方法:インターネット調査
回答者年齢分布:10代(18〜19歳) 3.6%、20代 53.4%、30代 33.3%、40代以上 9.7%

(エボル)

※この記事は2024年04月03日に公開されたものです

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