「お疲れの出ませんように」は葬儀以外にも使う言葉? 意味や使い方・例文を紹介
「お疲れの出ませんように」の使い方と例文
「お疲れの出ませんように」は、ビジネスシーンや日常で使用する場面は少ないものの、葬儀において、労いの言葉として活用されます。
また、目上の人や年配の方がよく使用する言い回しのため、正しい意味と使い方を理解しておくと非常に役立つでしょう。
葬儀や看病・介護の労いを表す時の例文
前述した通り、「お疲れの出ませんように」は葬儀のシーンでよく使用される表現です。
さらに、葬儀のシーンだけでなく、看病や介護などをする人へ労いの意味を込めて使用する場合もあります。
「無理せず頑張ってくださいね」と意味する表現となり、丁寧な労いの気持ちを伝えたい場合に用いるといいでしょう。
・「この度は本当にご愁傷様です。お疲れの出ませんように」
・「ご看病のお疲れが出ませんように」
お別れのあいさつとしてビジネス上で使う時の例文
ビジネスシーンで、目上の方へのお別れのあいさつとして使用することもあります。お先に失礼する際、目上の方に「頑張ってください」とは気安くいえないものです。丁寧かつ相手を労う言葉として使用できるでしょう。
しかし、日常使いではあまり一般的ではないため、相手が理解していないと伝わりにくい表現です。相手や状況を見ながら言葉をかけましょう。
・「本日はこのあたりで失礼いたします。お疲れの出ませんように」
・「ここ数カ月、お忙しいとうかがいました。お疲れの出ませんように」
「お疲れの出ませんように」を使う時の注意点
「お疲れの出ませんように」の使いどころとなるポイントと注意点を紹介します。
葬儀では遺族以外には使わない
「お疲れの出ませんように」は、葬儀でよく使われる表現です。しかし、一般的には、気持ちも体も疲れている遺族に向ける言葉として知られています。
目上の人や相手を労う言葉でもありますが、葬儀であれば誰にでも使用していいというわけではありません。参列者や受付などで使用することは適していないため注意しましょう。