「お疲れの出ませんように」は葬儀以外にも使う言葉? 意味や使い方・例文を紹介
葬儀で「お疲れの出ませんように」という言葉を耳にしたことがある人もいるでしょう。そもそもどういう意味なのでしょう。正しい使い方とは? 例文と共に解説します。
「お疲れの出ませんように」と、ビジネスシーンや日常生活で耳にしたことはないでしょうか。少し聞きなれない言葉でもあることから、どのような場面で使用する言葉なのかと疑問に感じる方も少なくないでしょう。
この記事では、「お疲れの出ませんように」の意味や例文、正しい使い方を紹介します。
「お疲れの出ませんように」の意味
「お疲れの出ませんように」とは、大変ですが頑張ってくださいという労いの意味が込められた言葉です。
目上の人を労わる際に使うほか、葬儀の時によく交わされる言葉で、葬儀を執り行う遺族に向けて、労わりの意味を込めて使用します。
直接葬儀に参列した時以外にも、弔電やお悔やみ状といった文章でも使用できる言葉のため、状況を判断しながら使いましょう。
「お疲れの出ませんように」は正しい敬語
「お疲れの出ませんように」とは、目上の人を労わるシーンに適した敬語です。
しかし、現在では部下や年下からの労いを好まない上司や目上の人もいることから、あまりビジネスシーンでは使用されなくなってきているようです。
「お疲れの出ませんように」と「ご自愛ください」の違い
相手を労うことを意味する「お疲れの出ませんように」に似ている表現として、「ご自愛くださいませ」があります。
「ご自愛くださいませ」とは「病気やけがをしないようにご自身の体を大切にしてください」を表した言葉。話し言葉や文章でもよく用いられる、相手の体調を気遣う表現です。
相手を労う意味では「お疲れの出ませんように」とほぼ変わりません。ただし、使用するシーンは、葬儀のみならず、日常的に活用されています。
「お疲れの出ませんように」より多くの場面で使える表現ですが、すでに体調を崩していたりけがをしていたりする人に「ご自愛くださいませ」は不適切に当たるため、使わないようにしましょう。