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「皆様におかれましては」の意味とは? 使い方を例文つきで解説

にほんご倶楽部

ビジネス文書のあいさつで、よく「皆様におかれましては」というフレーズを見かけます。「皆様におかれましては」とは、どのような意味なのでしょうか。この記事では、言葉の意味に加え、使い方を例文つきで解説します。

「皆様におかれましては」は、ビジネス文書でよく使われる表現です。

一方、日常会話では使う機会が少なく、いざビジネスシーンで「皆様におかれましては」を使おうとすると、「この使い方で正しいのだろうか」と不安になる人はいるでしょう。

そこでこの記事では、「皆様におかれましては」の意味や使い方を、例文とともに解説。また、言い換え表現も紹介するので参考にしてみてください。

「皆様におかれましては」の意味とは

そもそも、「皆様におかれましては」とはどのような意味なのでしょうか。

「おかれましては」は「おいて(於て)」を丁寧に表現した言葉。辞書によると、「おいて」の意味は以下の通りです。

おい‐て【×於て】

[連語]《動詞「お(置)く」の連用形に接続助詞「て」の付いた「おきて」の音変化》(「…において」の形で用いる)
1 場所を表す。…で。…にて。「東京に—大会を挙行する」

2 時間を表す。…のときに。「過去に—そうであったことが現在もそうとは限らない」

3 場合・事柄を表す。…に関して。…について。…にあって。「技術に—劣る」「人にはなんでもないことが、彼に—は苦痛であった」

4 (係助詞「は」を伴って)仮定条件を表す。…の場合には。「還幸なからんに—は」〈平家・一〇〉

(『デジタル大辞泉』小学館)

「皆様におかれましては」における「おかれましては」の意味は3の「…に関して。…について。…にあって」です。

つまり「皆様におかれましては」は「皆様に関しては」「皆様については」といった意味を持ちます。

「皆様におかれましては」は目上の相手に使う敬語として正しい?

「皆様におかれましては」は、「皆様においては」を丁寧に表現したフレーズです。そのため、取引先など目上の相手に使える敬語として正しいといえます。

実際、ビジネスシーンでは取引先などに送る文書で「皆様におかれましては」がよく使われます。

▶次のページでは、「皆様におかれましては」の使い方を例文つきで紹介します。

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