お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【難読】なんて読む?「恰も」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「恰も」の読み方です。

なにこれ?と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「恰も」の読み方は?

「恰」は「拾」と似ていますが、「拾」は送りの仮名の「う」をつけて“ひろう”と読みますね。「恰」の読み方は分かりそうで分からない人が多いと思います。

送り仮名の「も」をつけて、なんと読むのでしょう?

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“あたかも”と読みます。

「恰も」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「恰も」の意味は以下のように解説されています。

あたか‐も【×恰も/▽宛も】
[副]《「あだかも」とも》

1 (多くあとに「のようだ」「のごとし」などを伴って)あるものが他によく似ていることを表す。まるで。まさしく。ちょうど。「—自分が体験したように語る」

2 ちょうどその時。「時—芸術の秋である」

ちょうど、まるでという意味合いで使われますよね。普段から耳にしたり、自分自身も使っているという人、多いのではないでしょうか。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「恰も」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことはあっても、漢字だけ見ると読めない言葉って意外とありますよね。

漢字のイメージがない言葉なので、「恰も」を“あたかも”と読むことにびっくりした人も多いでしょう。意識したことがないだけで、実は漢字がちゃんと存在する言葉って多いんです。気になった言葉があったら、ぜひ調べてみてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2023年12月04日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

この著者の記事一覧 

SHARE