【難読】なんて読む?「恰も」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「恰も」の読み方です。
なにこれ?と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「恰も」の読み方は?
「恰」は「拾」と似ていますが、「拾」は送りの仮名の「う」をつけて“ひろう”と読みますね。「恰」の読み方は分かりそうで分からない人が多いと思います。
送り仮名の「も」をつけて、なんと読むのでしょう?
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“あたかも”と読みます。
「恰も」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「恰も」の意味は以下のように解説されています。
あたか‐も【×恰も/▽宛も】
[副]《「あだかも」とも》1 (多くあとに「のようだ」「のごとし」などを伴って)あるものが他によく似ていることを表す。まるで。まさしく。ちょうど。「—自分が体験したように語る」
2 ちょうどその時。「時—芸術の秋である」
ちょうど、まるでという意味合いで使われますよね。普段から耳にしたり、自分自身も使っているという人、多いのではないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「恰も」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことはあっても、漢字だけ見ると読めない言葉って意外とありますよね。
漢字のイメージがない言葉なので、「恰も」を“あたかも”と読むことにびっくりした人も多いでしょう。意識したことがないだけで、実は漢字がちゃんと存在する言葉って多いんです。気になった言葉があったら、ぜひ調べてみてくださいね。
(ななしまもえ)
※この記事は2023年12月04日に公開されたものです