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マッチングアプリの男性と2回目の飲み会! その時の居酒屋がすごかった

#一生独身を決意して飲み仲間を探していたら結婚した話

マイナビウーマン編集部

一生独身を決意したアラサー女、たにし。そんなたにしが「Tinder婚」「スピード婚」「年の差婚」のトリプル婚をキメるまでの経緯とは? 第4話では、Tinderで出会った男性との2回目の飲み会についてお話します。

こんにちは! 三度の飯より酒が好き、マイナビウーマン編集部のたにしです。

「最近は、あえて結婚しない選択をする人が増えてきている」なんていわれていますよね。かくいう私も、結婚しない人生を選択した……つもりでした。

それなのに、今は飲み仲間でもある13歳年上の夫がいます。なぜ一生独身を決意したのに結婚したのか? 飲んだくれているだけでも結婚ってできるのか?

この連載では、一生独身を決意した私が「Tinder婚」「スピード婚」「年の差婚」のトリプル婚をキメるまでの経緯をつづっていきます。

「楽しく飲んだくれていたら結婚できた」という事例として、結婚を望む酒飲みさんのちょっとした希望になれたらうれしいです。

今回は、Tinderで出会った男性との2回目の飲み会についてお話します。

2回目の飲み会! 相手から提示された居酒屋とは

前回お話した通り、Tinderで出会ったリリーさんと私は晴れて飲み仲間になりました。リリーさんから次の飲み会のオファーをもらい、酒飲みライフは充実の予感!

ただ、少し引っかかることがありました。リリーさんは「次はここに行ってみませんか? たまには縛られるのも良いかもしれません」というメッセージとともに、「出世酒場 大統領」というお店のURLを送ってきたのです。

え、縛られる? SMバーなの? でも「出世酒場 大統領」ってどう考えてもSMバーのネーミングではないよなぁ……。

不思議に思いながら「出世酒場 大統領」のレビューをチェックすると、そこには「注文の多い焼鳥店」の文字が。調べてみると、どうやらこのお店には独自のルールがあるようです。私が覚えているあたりだと、こんな感じ。

「出世酒場 大統領」のルール

  • 1名でのご来店はお断り
  • 1軒目のお客さま優先
  • お酒が弱い方は入店禁止
  • 当店は決して女性に優しいお店ではございません
  • アルコールの追加注文がなくなり次第お会計
  • 飲み食いの豪快なお客さま大歓迎
  • 串を抜くなら焼き肉屋に行け

※当時の記憶をもとにして記載しているため、現在は異なる可能性があります

「キビシー!」私の中の財津一郎さんが悲鳴を上げました。しかし、ここでひるむわけにはいきません。せっかくできた飲み仲間からの誘いなら、受けて立とうではありませんか。またリリーさんに会いたいし。はい、ちょっと芽生えていたかもしれません、恋心。

これはデートではなく戦いだ……いざ大統領へ

ということで、大統領に挑む日がやってきました。子どものような笑顔で「おいしい!」「楽しい!」を表現するリリーさんが、今度はどんなうれしそうな顔を見せてくれるんだろう。

そんな甘くふんわりした気持ちもありましたが、それよりもまずは戦いです。大統領で飲むのに恋心は邪魔。「これはデートではなく飲み会、いや戦いだ」と自分に言い聞かせつつ、念のためかわいい服(当社比)を着て出かけました。

戦いのスタート

お店の前でリリーさんと合流し、入店しようとすると、店員さんから「ここ何軒目ですか?」「うち、いろいろルールがあるんですけど大丈夫ですか?」と確認が入ります。この時点で緊張感がすごい。これから戦いが始まる……と改めて決意を固め、「1軒目です! 大丈夫です!」と回答。お店に入りました。

お店に入ってみると、ルールが厳しいわりに店員さんは親切。串の肉は1つ1つが大きく、アラサーとアラフォーの胃には1本でお腹がいっぱいになりそうなボリュームです。

お酒はシャリキン(キンミヤ焼酎をシャーベット状に凍らせたもの)の入ったサワーがメイン。氷で薄まらない、かつ大統領はシャリキンの量が多いので、暴力的なアルコールのパワーを感じられます。

戦いは後半戦へ

出てきた串をほおばり、シャリキンを飲みながら、私とリリーさんは今回も話に花を咲かせました。話題は好きなお酒や飲み屋から恋愛観までさまざま。

リリーさんが13歳年上なのに年の差を感じずに楽しめたのは、やはり共通の「酒」という趣味があったこと、そして「一生独身でも良い」という価値観が一致していたことにあるでしょう。

2人が話し込んでいる間にも、店員さんはどんどんお酒を勧めてくれます。グラスの残量が1/3くらいになったら「おかわりいかがですか?」と聞いてくれるので、飲酒がはかどりすぎてしまいました。

シャリキンで無事死亡、家まで搬送される

飲酒がはかどりすぎた結果、私はベロベロに。気づいたらリリーさんが家まで送り届けてくれていました。

そして、家へ着いていることに気づいた途端酔いが覚め「ごめんなさい‼」と平謝りする私に、爽やかな笑顔で「良いんです、それでこそ酒飲みですよ!」と言ってくれたのです。

嗚呼! この言葉にどれだけ救われたでしょうか。ベロベロになったダメな部分まで肯定してくれるなんて、器が大きすぎんか?

ちなみに、私の搬送にかかったタクシー代8000円を全額返そうとしたら、何度も断られて半分しか受け取ってもらえませんでした。優しすぎる……。

共に戦って縮まった2人の距離

大統領での飲み会をきっかけに、私とリリーさんの距離はグッと縮まりました。

一緒に大統領という戦いに挑み、生還した(私は瀕死でしたが)という一体感。お互いに「1人でも生きていける」という価値観を確認し合えたことによる信頼感。この一体感と信頼感が、2人の気持ちを強く結びつけたといえるでしょう。

その後も週1のペースで飲みに行く期間が2~3週間続きました。この時すでに、2人は「飲み仲間」から「両思い」になっていたのかもしれません。

ただ、私の中には懸念もありました。リリーさんも「恋愛は望まない」「独身のままでも構わない」と言っていたので、私と付き合う気があるのか不安だったのです。

果たしてリリーさんは私のことをどう思っていたのか? 次回(11/22)の連載でお話します!

(文:たにし/マイナビウーマン編集部、イラスト/平松昭子)

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#タジコン-29歳たじーの婚活記-

※画像はイメージです

※この記事は2023年11月15日に公開されたものです

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