お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「おあいそ(お愛想)」の意味とは? 会計時に使うのは失礼?

にほんご倶楽部

飲食店で「おあいそお願いします」と聞いたことがある人は少なくないはず。「おあいそ」は漢字で書くと「お愛想」ですが、なぜ「愛想」がお会計を意味する言葉になったのでしょうか。この記事では、「おあいそ」の意味や語源、代わりに使える言葉などを紹介します。

飲食店で「あおいそ(お愛想)」という言葉を耳にする機会は少なくありません。実際に、客として店側に「おあいそお願いします」「おあいそで!」などと言ったことがある人もいるでしょう。

しかし、「客側が店に『おあいそ』というのは失礼」という考え方もあります。では、その理由とは?

この記事では、「おあいそ」の意味や語源を紹介。その上で、客側が「おあいそ」を使うのは失礼なのか、代わりにどんな言葉が使えるのかについて説明します。

「おあいそ(お愛想)」の意味

「おあいそ(お愛想)」は、飲食店などのお会計を意味します。「愛想」という名詞に、丁寧の接頭語「お」がついた言葉です。

では、そもそも「愛想」とはどのような意味なのでしょうか。辞書には以下のように記載されています。

あい‐そ【愛想】
1 人に接するときの態度。また、人当たりのいい態度。「店員の—のいい店」「—のない返事」
2 人に対する好意・信頼感。「—を尽かす」
3 (多く「お愛想」の形で)
㋐相手の機嫌をとるための言葉・振る舞い。「—を言う」「お—で食事に誘う」
㋑客などに対するもてなし・心遣い。「何の—もなくてすみません」
㋒飲食店などの勘定。「お—願います」
→愛嬌(あいきょう)[用法]
[補説] 「愛想をふりまく」という言い方について→愛嬌(あいきょう)をふりまく[補説]

(『デジタル大辞泉』小学館)

一般に、「愛想」というと「人に接するときの態度」や「相手の機嫌をとるための言葉・振る舞い」をイメージする人が多いでしょう。

では、なぜ「愛想」がお会計を意味するようになったのでしょうか。次のページで解説します。

▶次のページでは、「おあいそ」の語源を紹介します。

次ページ:「おあいそ」の語源

SHARE