タロットカード「女帝」の意味は? 正位置・逆位置別に解釈を紹介
タロット「女帝」は愛や実りを表すカードです。このカードが表す恋愛運、金運、仕事運とは? 本記事では、タロットカード「女帝」の意味と正位置、逆位置別の解釈について紹介します。
タロットカードの絵柄にはさまざまな意味が隠されています。これを深く読み取れば、未来に役立つヒントが得られるかもしれません。
本記事では、タロットカード「女帝」の意味や正位置、逆位置別の解釈を紹介。また、「女帝」が表す恋愛運、金運、仕事運を読み解いていきます。
※本シリーズでは、マルセイユ版タロットに準じたカード番号を採用しております
タロットカード「女帝」の基本的な意味
「女帝」は愛情や実り、母性などを表すカードです。
ここでは、「女帝」の絵柄・シンボルの意味、他のタロットカードとの関係について紹介します。
絵柄・シンボルの意味
タロットの絵柄にはたくさんのシンボルが散りばめられています。ここでは「女帝」のカードに隠されたシンボルのメッセージを紹介します。
(1)ザクロ柄のドレス
カードに描かれた女帝は、ザクロ柄のドレスを着ています。このザクロは女性性のシンボルであり、愛情や母性、妊娠などを表すことがあります。
(2)畑
「女帝」のカード手前側には、麦畑のような畑が描かれています。これは繁栄や経済的な豊かさの象徴です。
また、穀物が実をつけるように努力が実ることの暗示でもあります。
(3)ゆったりとした椅子
カードに描かれた女帝は、ゆったりとした椅子に腰かけています。
このポーズからも分かるように、ゆったりした椅子は安定やリラックスの象徴です。また、受容を意味する場合もあります。
(4)ハートの形の盾
女帝が座る椅子の足元には、ハート形の盾が置かれています。この盾は、幸福を受け止めることを表すシンボルです。
また、盾があるのに剣がないことから、平和の象徴とも考えられます。
他のタロットカードとの関係
タロットカードは前後のカードと深い関わりがあり、お互いに影響を及ぼし合います。そのカード同士の関係性を読み解くことで、より深く意味を理解できるでしょう。
ここでは、3番「女帝」の意味を、2番「女教皇」・4番「皇帝」との関係から考察します。
2番「女教皇」
2番「女教皇」のタロットは、知性や冷静さを表すカードです。キーワードは、「精神的な豊かさ」や「聡明さ」など。
「女教皇」から「女帝」へと進む過程で、知性だけでなく愛や受容も身につけ、実りの時を迎えるというストーリーを読み取れます。
4番「皇帝」
4番「皇帝」のタロットは、力や権威を象徴するカードです。キーワードとしては、「支配」「責任」などが挙げられます。
「女帝」のカードで愛や受容を得たからこそ、「皇帝」で強さやリーダーシップを手に入れられたのだと解釈することができます。
【正位置・逆位置別】女帝の解釈
タロットカードは、正位置(カードの上下が逆になっていない)・逆位置(カードの上下が逆になっている)によっても解釈が異なります。ここでは、正位置・逆位置別に「女帝」の解釈を紹介します。
正位置の解釈
正位置の「女帝」は、「実り」「愛情」「華やかさ」などポジティブな解釈となります。
不安がなく、安定した状態が続きそうです。たとえ現時点で悩み事があっても、解決の糸口が見つかるでしょう。
【正位置のキーワード】
愛情、実り、豊かさ、成功、母性、女性性、華やか、生み出す
逆位置の解釈
「女帝」が逆位置で出た場合、解釈は「不足」「倦怠感」などのネガティブなものになります。
自分は何もせず、ただただ相手から手を差し伸べてもらうことを期待している状態にあるようです。
自分本位で物事を考えがちなので、思いやりを忘れずに過ごしていきましょう。
【逆位置のキーワード】
不足、わがまま、自分本位、不遜、不毛、浪費、倦怠感、母性の欠如
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