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【難読】“ちょうかん”で合ってる!? 「長閑」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「長閑」の読み方です。

“ちょうかん”? なにそれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「長閑」の読み方は?

「長」は“なが(い)”と読みますが、そのまま“ちょう”とも読みますね。「閑」は、閑静、閑散と読むので、“かん”という読み方はわかる人も多いでしょう。

では、二つを合わせて“ちょうかん”と読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“のどか”と読みます。

「長閑」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「長閑」の意味は以下のように解説されています。

のど‐か【長=閑】
[形動][文][ナリ]

1 静かでのんびりとして落ち着いているさま。「―な正月気分」「―な口調」

2 空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。「―な小春日和」《季 春》「几巾 (いか) 白し―過ぎての夕ぐもり/太祇」

3 ゆったりとくつろぐさま。急がないで気長に構えるさま。
「その日―に暮らして、またの日帰る」〈かげろふ・中〉

4 気にかけないさま。のんき。
「人数なる世もやと待つ方は、いと―に思ひなされて」〈源・帚木〉

[派生]のどかさ[名]

田園風景、自然が多い風景などを見て、「長閑だね」なんて言ったこと、きっとありますよね。こんな漢字だったの? と驚いた人も多いでしょう。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「長閑」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字からは読み方がなかなか想像しにくい、難しい言葉でしたね。

なかなか漢字で見る機会は少ないかもしれませんが、うっかり“ちょうかん”なんて読んでしまったら赤っ恥です。漢字自体は難しくないので、この機会に覚えておきましょう。

(ななしまもえ)

※この記事は2023年08月31日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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