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【最新版】“恋活婚活マッチングアプリ”カオスマップ公開! タイプ別おすすめアプリも

#トレンドニュース

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AI恋活婚活アプリ「バチェラーデート」を運営するバチェラーデートは、2023年上半期(1月〜6月)のマッチングアプリ市場について、カオスマップの変化を元にトレンドを紐解き、振り返りを行いました。

2023年上半期の振り返り:マッチングアプリが生んだ実績

タップルが実施した国内オンライン恋活婚活マッチングサービスの市場調査(*1)によると、2023年度の市場規模は788億円の見通し、2028年には860億円に拡大すると予測されています。

2023年上半期は、2022年に結婚した人の5組に1組がマッチングアプリがきっかけ(*2) であったというデータがあるように、コロナ禍で急速に利用拡大したマッチングアプリが、「パートナーが見つかる、結婚する」などの確かな実績として現れ、それが社会的にも実感として反映され始めたように思われます。

ネクストレベルが20代〜60代の男女に行った調査によると、マッチングアプリの認知度は2017年時の50%から現在は約100%(*3) になったとされます。若い世代にとどまらず、結婚を意識し始める年齢の26歳~40歳においても59%の人に「マッチングアプリは当たり前の出会いの手段」と認識されています。(*4)

このようにマッチングアプリが認知・利用拡大を経て、実績を積むことで、出会い方の一手段として「知っている」から「当たり前」のものとして認識、定着したことは、業界にとって大きな成果といえるのではないでしょうか。

新規参入サービスは特化型の傾向

同社では、マッチングアプリのお相手の探し方に着目し、お相手条件を絞り込み検索で探す第1世代、写真をスワイプして相手を探す第2世代、運営やサービスがお相手を複数人提案した中から選ぶ第3世代、探す手間がない自動マッチングの第4世代に分けてカオスマップを公開してきました。マッチングアプリ業界の変遷スピードは速く、前回の1月度版からわずか半年でのカオスマップ更新となります。

2023年上半期は新たに7つのアプリがリリース(異性紹介届け提出済アプリ(*5) 限定)されました。2022年に引き続き新規参入は活発でしたが、今回のカオスマップ更新から読み解ける特徴の1つ目として、目的別に出会い方やマッチング方法が異なる「特化型」のサービス参入が目立ちました。

例えばメタバース内でアバターを使い出会うもの、ゲームを通して出会うもの、動物占いでマッチングするもの、2対2での出会いなどが挙げられます。これは、ユーザーの”出会い方にこだわりたい”、”出会いの母数を広げたい”といったニーズに対し、各社ユニークな出会い方を提案しているという背景が考えられます。

実際に同社が実施した利用実態調査(*a)ではマッチングアプリは、王道のものと特化型を利用するなど、平均で3~3.5個併用していることが判明しています。

1年のサービス生存率は約60%

2つ目の特徴としては、マッチングアプリ運営会社のM&A、サービスのピボットやクローズが相次ぎ、コロナ禍のニーズ拡大期における乱立状態から、統廃合が進んでいることです。

お相手の探し方が、自ら探す「検索型」から運営が提案する「紹介型」へ変わったり、サービスそのもののコンセプトチェンジをしたり、大きく舵を切るサービスもありました。

さらに、約6年続いたサービスの終了や立ち上がり翌日に終了するサービスもありました。コロナの影響で新規参入が続いた2022年に区切って見ると、10のサービスが誕生、うち4つが終了しており、 サービスの1年生存率は約60%と判明しました。

中小企業庁「小規模企業白書」(*6)によると中小企業の1年企業生存率は約95.3%とのことなので一概に比較はできませんが、これらから業界への参入障壁の低さと同時に、サービス継続には需要を把握し、適切に提供できている状態であるPMF(*7) と運営継続の体力が必要とされることが読み取れるのではないでしょうか。

また、海外のマッチングアプリ市場で活発なM&Aの流れは日本にもきており、独占化・寡占化しやすい業界で運営の知見やノウハウを共有し、多様化するニーズに応えたり、事業運営の効率化を図ることを目的に、大手マッチングアプリのomiaiとwithが統合し大きなニュースにもなりました。

AIの活用と安心安全機能は業界横断の取り組み

3つ目の特徴として、業界全体で増加の傾向が見られたのは、「AIの活用」です。AI機能に関しては殆どの企業が取り入れています。

今までは「不審ユーザーの検知」「本人確認」「お相手レコメンド」などにAIが使用されていましたが、Chat GPTの出現も後押しし、「プロフィール添削」や「会話サポート」など、その活用の幅は広がってきています。今後も課題解決や、より効率的に恋活婚活ができるように様々なAI機能が実装され、AIの活用はサービス運営に必須不可欠なものになると予測されます。

同様に業界横断で力を入れているのが「安心安全の取り組み」です。登録情報の真偽だけでなく、メッセージの中のやりとりで不審ユーザーを検知、報告のできる機能や注意人物であることが過去にマッチングしたユーザーへ通知できる機能等、内容も様々です。

ユーザーの質の維持を目的とした審査制のサービスや特定の企業が福利厚生として利用できるサービス、プランも増えてきています。また、ユーザーに向けた安心安全のリーフレット作成や、地方自治体と共同で行うイベントなども開催されています。

これは、認知利用拡大に伴い、より安心して恋活ができる環境が求められるようになったことが背景にあると言えます。マッチングアプリが安心安全に利用できるという認識が定着すれば、さらなる利用層と市場の拡大が期待されます。

2023年下半期トレンドキーワード予測 : リアルな出会いへの導線が鍵!

コロナ5類引き下げ後、初めての夏を迎え活気を取り戻している今、カオスマップの変化やマッチングアプリ各社、各専門家にも直接話を聞くなかで見えた「2023年下半期マッチングアプリ市場のトレンドキーワード予測」として、今回「ミドルエイジ」「脱ルッキズム(内面重視)」「リアル回帰/リアルな出会い」など8つのキーワードを発表しています。

今回の調査結果を受け、同社では「2023年下半期は、出会いのツールとしてのマッチングアプリが浸透、定着し、その出会いによって今まで以上の実績がでてくるかもしれません。出会いは人生を変える力があります。運営事業社としてしっかりと心に留め、ユーザーがベストなサービスを選択出来るようこれからも正しい情報を発信していきます」とコメントしています。

調査概要

(*a )「マッチングアプリ利用実態」に関する調査
調査方法:フォームによるアンケート調査
調査対象:バチェラーデートユーザーの20代〜40代の男女400名
調査実施日:2022年11月18日〜21日

●出典
(*1 )マッチングアプリ「タップル」、国内オンライン恋活・婚活マッチングサービスの市場調査を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000044116.html

(*2 )明治安田生命「いい夫婦の日」に関するアンケート調査
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2022/pdf/20221116_01.pdf

(*3 )マッチングアプリの認知度は5年間で50%からほぼ100%に!認知度が上がった理由とは?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000032757.html

(*4 )Z世代のマッチングアプリ意識調査!53%が「当たり前の出会いの手段」と回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000089025.html

(*5 )異性と出会うことを目的としたマッチングアプリなどのサービスの運営を開始する際に必要な届出を提出しているマッチングアプリ。

(*6 )小規模企業白書
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/syoukiboindex.html

(*7 )PMF:サービスが特定の市場において適合し受け入れたれている状態

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※この記事は2023年07月18日に公開されたものです

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