「おやすみなさい」は敬語? ビジネスで使える丁寧な表現を解説
「おやすみなさい」の類語
「おやすみなさい」という言葉は、いくつかの言い換え表現があります。特にビジネスシーンでは「おやすみなさい」を使うと失礼にあたってしまうことがあります。
基本的には使う相手や関係性、シーンに応じて「おやすみなさい」よりも丁寧で、ビジネスにふさわしい言い回しを心がけましょう。
ここでは、代表的な「おやすみなさい」と同じ意味を持つ類語を3つご紹介します。
(1)「お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」は仕事を終えて帰宅する前に使う定番のあいさつです。例えば出張先の宿泊施設で同僚や上司と別れる時にも「おやすみなさい」ではなく、今日1日一緒に働いたことを労う気持ちを込めて「お疲れ様でした」と伝えることもできます。
ビジネスでは夜に相手と別れのあいさつをする場面でも、「おやすみなさい」を使う機会は少ないです。今日1日共に働いたことを労い、仕事が終了した時のあいさつとしては「お疲れ様でした」が定番です。
(2)「それでは失礼いたします」
「おやすみなさい」は別れの言葉として使うことが多いため、相手の前から去ることに対して「それでは失礼いたします」と断るフレーズも同じ意味になります。
例えば、相手の会社やお店から帰る場面など、こちらが帰宅する場面で使いやすいフレーズです。
他にも上司や同僚がまだ仕事をしている中で先に帰宅する時や、その場を離れる場面で、「おやすみなさい」の代わりに「失礼いたします」と言うことで、幼稚にならずビジネスにふさわしい表現として使えます。
(3)「遅くまでありがとうございました」
別れのあいさつとして使える言い回しには「遅くまでありがとうございました」もあります。これは、感謝の気持ちを伝える表現です。
「おやすみなさい」は基本的に夜の時間帯に使う言い回しです。夜のあいさつに「遅くまでありがとうございました」を使うことで、遅い時間まで時間一緒に仕事をしてくれたことへの感謝と共に、別れの言葉を伝えられます。
「おやすみなさい」を正しく使おう
「おやすみなさい」は夜に連絡を取った時や、夜遅くに相手と別れる時に使うあいさつのフレーズです。日常的に使われる表現ですが、ビジネスにおいては失礼になってしまうこともあるため、相手との距離感や関係性を考えた上で適切に取り入れましょう。
基本的には「おやすみなさい」の代わりに「お疲れ様でした」や「失礼します」などの言い換え表現にすることで、幅広い相手にあいさつができます。
スマートな表現を心がけていきましょう。
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※この記事は2023年06月28日に公開されたものです