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現在独身で結婚願望のある人は約4割、最も利用しているマッチングアプリは?

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モニタスは、全国18~59歳の独身者1,000名を対象に「マッチングアプリに関する意識調査」を実施しました。

新型コロナウイルス禍以降の婚活の実態とは?

日本の生涯未婚率は年々増加しており、内閣府が発表したデータによると1970年には男性1.7%、女性3.3%だった50歳時未婚率は、2022年には男性で28.3%、女性で17.8%となっています※1。

また25歳から34歳の結婚しない理由の第1位は「適当な相手にめぐりあえない」(男性で43.3%、女性で48.1%)でした※2。

この課題に対し近年では、日本政府が自治体のAI婚活事業の支援を行うことを発表したことを機に、県や市区町村などの自治体が運営者となったマッチング支援活動が急速に広まるなど、国をあげた取り組みが見受けられるようになってきています※3。

新型コロナウイルスの流行により、およそ3年もの間リアルの接点を持つような婚活は難しい状況にあったことが推察されますが、実際のところ婚活をしている人はどのように婚活を行っているのでしょうか。

今回、婚活の実施状況を明らかにするとともに、マッチングアプリの利用意識の調査を実施しています。

結婚願望がある人の割合は約4割に

結婚願望についてを全国18~59歳の独身者に聞いたところ、結婚願望のある人の割合は38.8%、結婚願望のない人は37.1%でした。

特に女性20代では「とても結婚したい」と回答した割合が全体平均よりも12.3ポイント以上高い、31.0%という結果となりました。

現在、婚活している割合は1割未満

全国の18~59歳の独身者に聞いた現在の婚活状況の結果は「していないし、する予定もない」が71.2%、「していないが、これからする予定」が20.7%、「婚活している」が8.1%でした。

全体のうち、現在婚活をしている人の割合は1割未満であることがわかる結果となりました。

マッチングアプリで出会って結婚したカップルは周囲に2割程度

マッチングアプリで出会って結婚したカップルが周囲にいるかという質問には、16.4%が「いる」と回答しました。

特に女性20代は33.0%、女性30代は30.0%とどちらも全体平均よりも10ポイント以上高い結果となりました。

マッチングアプリの認知・利用のTOPは「Pairs」に

各マッチングアプリで最も利用されているブランドTOP3は「Pairs(ペアーズ)」(39.1%)、「タップル」(30.8%)、「ゼクシィ縁結び」(26.7%)でした。

認知・利用経験・継続利用・最も利用の流れを見ても、「Pairs(ペアーズ)」は他2アプリと比較しても割合が高く、認知してから最も利用するユーザーの獲得ができていることがわかります。

マッチングアプリでの相手選びの基準、TOPは「人柄」

マッチングアプリでの相手選びの基準TOP5は上位から「人柄」(61.5%)、「年齢」(42.4%)、「清潔感」(35.6%)、「共通の趣味」(33.1%)、「写真」(29.0%)でした。

2位から5位にはアプリ上から確認できる情報項目が挙がった一方で、1位には「人柄」が約6割に支持される形で選ばれいます。

アプリというインターネットを介したマッチング手段においても、コミュニケーションでしか知りえない「人柄」という内面的要素がもっとも重要視されることがわかる結果となりました。

「プロフィールAI添削」機能、「利用したことはない」が8割超に

最近ではマッチングアプリ上で表示するプロフィールをAIがプロフィールを添削し、より魅力的で効果的な表現に改善してくれる「プロフィール添削AI」を搭載したマッチングアプリが登場し話題となっています。

このような「プロフィールAI添削」を利用したことがあるかを聞いたところ、「利用したことがある」が15.5%、「利用したことはない」が84.5%でした。

様々なシーンでAI活用が話題となっている今、マッチングアプリ内で「プロフィールAI添削」を利用したことがある人の割合は約2割となっていることがわかりました。

「プロフィールAI添削」機能、ポジティブな反応が上位に

ではこの「プロフィールAI添削」について、生活者はどのような印象を持っているのでしょうか。「プロフィールAI添削」の印象TOP5は上位から「便利そう」(23.1%)、「おもしろい」(14.9%)、「革新的」(11.7%)、「不安」(11.3%)、「つまらない」(8.0%)でした。

1位から3位までは「便利そう」「おもしろい」「革新的」のようなポジティブな意見が集まった半面、4位以下には「不安」「つまらない」のような、AIを活用した新機能に期待をしないネガティブな意見もあることがわかります。

総論

今回の調査結果からは、全国の18~59歳独身者で婚活をしている人の割合は1割にも満たないこと、婚活している人の半数以上がマッチングアプリを活用して婚活を行っていることがわかりました。

マッチングアプリにおいての相手選びの基準は「人柄」が約6割の支持を得て1位となっており、内面的な要素が最重要視されていることが判明しました。

また、最近話題となっているマッチングアプリの「プロフィール添削AI」サービスについて、「利用したことがある」と回答した人は約2割でした。

このサービスについての印象としては、「便利そう」「おもしろい」「革新的」のようなポジティブな意見と、反対に「不安」「つまらない」のようなネガティブな意見が集まる結果となりました。

【出典】
※1 「令和4年版 少子化社会対策白書 全体版ー少子化の状況及び少子化への対処施策の概況-第1-1-10図 50歳時の未婚割合の推移」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2022/r04pdfhonpen/pdf/s1-3.pdf

※2 「国立社会保障・人口問題研究所2021 年社会保障・人口問題基本調査 <結婚と出産に関する全国調査>第16回出生動向基本調査 結果の概要」
https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf

※3 「埼玉県、市町村、企業等で構成する『SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会』 」
https://www.koitama.jp/faq/

【調査概要】

モニタス『マッチングアプリに関する意識調査』
調査方法:全国 18歳~59歳 未婚者を対象としたインターネットリサーチ
調査期間 :2023年5月25日~5月26日
有効回答数:1,000名

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※この記事は2023年06月22日に公開されたものです

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