【美容師監修】前髪のきれいな流し方は? やり方とコツを解説
大人っぽく洗練された印象になる、流し前髪。コテやストレートアイロンを使えば、自分できれいに流し前髪を作ることができます。この記事では、美容師ライターの向井智美さんが、前髪のきれいな流し方とコツをイラストと共に分かりやすく解説します。
「前髪がきれいに流れない」「前髪を流しても、おしゃれにならない」ということはありませんか?
かわいらしくも、大人っぽくも見せることができる流し前髪ですが、自分ではなかなかうまくいかないという方も多いでしょう。
そこで今回はおしゃれな流し前髪を作る方法やコツ、髪型別お手本スタイルをご紹介します!
初心者さんでも簡単に流し前髪ができるよう、イラストで分かりやすく解説していますので、ぜひ流し前髪にチャレンジしてくださいね!
流し前髪を作る前の下準備
「前髪を流すのに下準備がいるの?」と疑問に思われた方もいるでしょう。前髪をきれいに流すには、下準備がとても大切! 下準備をすると、前髪がぱっくり分かれることや、流れにくくなることを防げるんです。
ここでは、流し前髪をするときの下準備の方法を2つお伝えします。
下準備1.根元を水で濡らす
まずは前髪の根元を中心に、毛先が軽く湿る程度に水で濡らしましょう。水が入っているスプレーや寝癖直しスプレーがなければ、手で水をつけても大丈夫です。
根元は生え癖で前髪がぱっくり分かれたり、寝癖がつきやすかったりする部分。事前に水でしっかり濡らすことで毛先の癖を取ることができ、前髪を流しやすくしてくれます。
下準備2.ドライヤーで乾かす
前髪を水で濡らした後は、ドライヤーで根元を中心に乾かしましょう。濡れた部分に熱を与えることにより、毛流れの乱れがなくなるのです。
まずはコームで前髪をとかした後、根元全体にドライヤーの風を当て、反対側の手でジグザグと擦るように乾かします。
その次は前髪の右から風を当て、反対に左から風を当てることを繰り返します。
そうすることで前髪の毛流れが均一に整えられ、左右どちらからでも流しやすくなるのです。
前髪の流し方
前髪を流すときはコテやストレートアイロンを使用するのがおすすめです。
ストレートな髪は程良いカールをつけることで毛流れを作りやすくなり、くせのある髪は、うねりを伸ばしながら毛流れを作ることができます。
ここでは、コテとストレートアイロンを使った前髪の流し方をそれぞれご紹介します。
コテで流す方法
コテを使うことでしっかりとカールがつき、前髪が流しやすくなります。
1.細めのコームで前髪をとかす。
2.毛先に対してコテを平行にして前髪を挟み、軽く内巻きにする。
3.コテを外したら、流したい方向にコームでとかす。
ちなみに、前髪の長さが眉上の人は26mm、眉につくくらいの長さの人は32mm、眉下の人は38mmのコテを使うことをおすすめします。
ストレートアイロンで流す方法
ストレートアイロンを使うと、コテを使うより自然な形で前髪を流すことができます。
1.細めのコームで前髪をとかす。
2.毛先に対してストレートアイロンを平行に挟み、内巻きになるようにカールさせる。
3.流したい方向に向かって、前髪をコームでとかす。
なるべく厚みのない薄めのストレートアイロンを使用すると、前髪が挟みやすくなりますよ。
▶次のページでは、前髪をおしゃれに流すコツを解説します。