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「わかりづらい」「わかりずらい」はどちらが正しい? 違いや使い方を解説

にほんご倶楽部

「わかりづらい」の類語・言い換え表現

「わかりづらい」は、「わかりにくい」の他にもいくつかの類語があります。使う相手や内容に応じて、適切な言葉と使い分けましょう。

(1)「不明瞭」

「わかりづらい」は「不明瞭」に言い換えができます。資料やデータなど目に見えるものが「わかりづらい」と感じる場合は、「不明瞭」という言葉に言い換えると良いでしょう。

例文

・「こちらの資料ですが、印刷の都合上、一部の画像が不明瞭となっております。あしからずご了承くださいませ」

・「この音声について、不明瞭な部分の解析を依頼しております。週明けには解析後のデータを受け取る予定としておりますので、少々お待ちいただけますと幸いです」

参考記事はこちら▼

ライティングコーチの前田めぐるさんに、「ご了承ください」の意味や使い方、言い換え表現を教えてもらいました。

(2)「説明が不十分」「説明が足りない」

「説明が分かりづらくて申し訳ない」ということを伝えたい時は、「説明が不十分」や「説明が足りない」という表現へ言い換えができます。

意味は同じであるものの、「説明が分かりづらくて申し訳ありません」という表現よりも「説明が不十分で申し訳ありません」の方がスマートな表現となります。

例文

・「○○の件、私の説明が不十分で大変ご迷惑をおかけいたしました」

・「説明が不十分で申し訳ありません。再度資料を添付しましたのでお目通しいただければ幸いです」

ビジネスでは正しい表記を用いよう

「わかりづらい」と「わかりずらい」は混同されることの多い表記ですが、正しくは「わかりづらい」です。「づ」と「ず」は同じ読み方をする言葉であることから、時に混乱してしまうことがあるかもしれません。

「どちらが正しい表記だったかな」と悩む時は、漢字での表記を思い浮かべてみましょう。漢字にすると「分かり辛い」と書くことから、「わかりずらい」ではないことが分かります。

特にビジネスシーンでは、誤った日本語を用いることで恥をかいてしまうこともあるため、間違えやすい表記には注意するように心がけましょう。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

※この記事は2023年04月04日に公開されたものです

にほんご倶楽部 (敬語・ビジネス用語専門編集プロダクション)

いつも使っているけれど間違った認識も多い「敬語」や「ビジネス用語」。人にはなかなか聞けない常識から応用編まで、日本語に関する情報を発信。

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