管理職への昇進「断る」が6割。「管理職になりたくない理由」を男女500人に調査
ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits(ビズヒッツ)」はこのほど、管理職になりたくない男女500人に「管理職になりたくない理由」についてアンケート調査を実施し、その結果をランキング形式でまとめました。
上司から「管理職試験を受けてみないか」と打診されたものの、「受けたくない」「管理職になりたくない」と感じている人も多いかもしれません。
収入がアップしスキルアップにもなるはずなのに、「管理職になりたくない」と考える理由はなぜなのでしょうか。さっそく調査結果を見てみましょう。
女性が管理職になりたくない理由の1位は「責任が重い」
管理職になりたくない女性300名に「管理職になりたくない理由」を聞いたところ、1位は「責任が重い(119人)」でした。
2位「仕事・残業が増える(86人)」、3位「管理職に向いていない(52人)」、4位「割に合わないと感じる(50人)」と続きます。
「責任が重い」が4割近くのにぼり、圧倒的多数となっています。ランキングからは、「責任や負担の重さに耐える自信がない」と悩む女性の姿が浮かびます。
また「割に合わない」「残業代が出ない」など、収入面でメリットを感じられないという回答も多くありました。
男性が管理職になりたくない理由1位も「責任が重い」
管理職になりたくない男性200名に「管理職になりたくない理由」を聞いたところ、1位は「責任が重い(57人)」でした。
2位「割に合わないと感じる(53人)」、3位「仕事・残業が増える(52人)」、4位「人間関係で悩みそう(28人)」と続きます。
女性同様に「責任が重い」が1位に。ただ女性の場合は「責任が重い」がダントツだったのに対し、男性では2位以下との差は比較的小さくなりました。
また「割に合わない」「残業代がない」など、収入面でのメリットを感じないことを理由として挙げた人も多い印象です。
管理職への昇進を打診されたら「断る」が6割以上
「管理職への昇進を打診されたらどうするか」を聞いたところ、1位は「断る(60.6%)」でした。2位「条件次第では引き受ける(18.8%)」、3位「引き受ける(12.0%)」と続きます。
「断る」が6割以上と圧倒的多数。引き受ける人の中でも「条件次第」という回答が多く、すんなり打診を受け入れる人は少数派だとわかりました。
調査結果まとめ
管理職になりたくない理由としては、「責任や仕事の負担が大きくなる」「収入面でのメリットがない」が多く挙げられました。
管理職を経験してみて「もうやりたくない」「自分には向いていない」と感じた人もいましたが、もし未経験なのであれば、心配が思い込みである可能性も。
とくに「自信がない」「向いていない」と感じている人は、もしかしたら自己評価が低いだけで、周りから見れば十分に管理職としてやっていける能力があるのかもしれません。
冷静に考えた上で「やはり今の会社では管理職になりたくない」「でもこのまま会社にいるといつか昇進の打診がくる」と思うのなら、転職を検討してみてはいかがでしょうか。
調査概要
調査対象:管理職になりたくない人
調査期間:2022年10月4日~9日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性300人/男性200人)
回答者の年齢:10代 0.6%/20代 21.8%/30代 41.6%/40代 23.6%/50代 10.6%/60代 1.8%
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/31039
(エボル)
※この記事は2023年03月08日に公開されたものです