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【難読】なんて読む?「寂寞」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「寂寞」の読み方です。

なにこれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「寂寞」の読み方は?

「寂」は、寂(さび)しいと読みますよね。静寂とも読むので、“じゃく”という読み方を知っている人もいるでしょう。「寞」は、あまり馴染みのない人が多いかもしれませんね。

では、二つを合わせてなんと読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“せきばく”と読みます。

「寂寞」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「寂寞」の意味は以下のように解説されています。

せき‐ばく【寂×寞】
[ト・タル][文][形動タリ]

1 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。
「人居を遠く離れた―たる別世界にも」〈柳田・山の人生〉

2 心が満たされずにもの寂しいさま。じゃくまく。
「斯ういう―たる団欒 (だんらん) の中に」〈漱石・行人〉

人気がなく、静かすぎてひっそりしているため寂しく感じるという意味で使われる言葉です。

歌の歌詞などに登場することがあるので、聞いたことがあった人もいるかもしれませんね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「寂寞」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。実は「寂寞」には、“じゃくまく”という読み方もあります。こちらも馴染みのない読み方ですが、意味は“せきばく”と読むときと同じです。同じ漢字なのに、読み方が複数あるのは漢字ならではですよね。

好きな歌の歌詞に「寂寞」が入っていたな、という方は、この機会に歌詞をしっかり読んでみてはいかがでしょうか。今まで気づかなかった歌詞の意味に気付けるかもしれません!

(ななしまもえ)

※この記事は2023年02月28日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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