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「より一層」の意味とは? 類語・言い換え・英語表現も紹介(例文つき)

にほんご倶楽部

「より一層精進して参ります」など、ビジネスで「より一層」を使う機会は多いでしょう。しかし、「意味を説明してください」と言われたら自信がない人もいるのでは? 本記事では、「より一層」の意味や使い方に加え、類語・言い換え・英語表現を解説します。

ビジネスシーンにおいて、「より一層」という言葉は耳にする機会も何気なく使う場面も多いですよね。だからこそ、意味や使い方に悩む場面も少なくないのでは?

また、「いつも『より一層』ばかり使ってしまうから類語を知っておきたい」と考えている人もいるでしょう。

そこでこの記事では、「より一層」の意味や使い方を解説。また、類語・言い換え・英語表現を、例文つきで紹介します。

「より一層」の意味とは?

「より一層」は、「より」と「一層」という2つの副詞が組み合わさった言葉です。では、そもそも「より」と「一層」にはどのような意味があるのでしょうか。

より
[副]《助詞「より」から。欧文の翻訳で用いられ広まった語》一段と程度がまさるさま。いっそう。「他の者に比べて、彼は—勤勉だ」「—よい社会」

(『デジタル大辞泉』小学館)

いっ‐そう【一層】
[名]
1 ひとかさね。
2 数層の建物のいちばん下。
[副]
1 程度がいちだんと進むさま。ひときわ。ますます。「寒さが―厳しくなる」「末っ子をより―かわいがる」
2 むしろ。かえって。いっそのこと。
「何を見てもつまらなく、―消えて了 (しま) いたい」〈横光・火の点いた煙草〉

(『デジタル大辞泉』小学館)

「より」は「一段と程度がまさるさま」。「より一層」における「一層」の意味は、副詞の1である「ますます」です。

これらを重ねて意味を強めたのが「より一層」であり、「これまで以上に」「さらに」というニュアンスを持ちます。

「より一層」の使い方と例文

「より一層」の意味を確認したところで、今度は使い方を例文と共に見ていきましょう。

「より一層」が使えるシーン

「より一層」は、主にフォーマルなシーンで使われます。同僚や部下だけでなく、目上の人へ使っても問題ありません。また、メールや手紙などの文書でも会話でも使用可能です。

特に「より一層」がよく出てくるのは、「これからもっと頑張る」という自分の決意を表明したり、相手に「さらなる活躍を望んでいる」という期待を伝えたりする場面。

また、ミスをしてしまった後に「今後はもっと気をつける」旨を伝えるシーンでも使われます。

「より一層」の例文

「より一層」の使い方をイメージするため、例文をいくつか示します。

・「今後、より一層精進して参ります」

・「念願の○○部へ配属となったので、より一層気を引き締めて業務に取り組んでいきたいと思います」

・「我が社のより一層の発展を願って、乾杯!」

・「次の職場でも、より一層のご活躍をお祈りしております」

・「今後はこのようなことがないよう、より一層の注意を払って業務に取り組んで参ります」

▶次のページでは、「より一層」の類語・言い換え表現を紹介します。

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