冬至にやってはいけないことは? 避けるべき理由とおすすめの過ごし方
冬至とは、一年のうちで最も夜が長い日であり、陰のエネルギーが強まるタイミングといわれています。この記事では、冬至にやってはいけないこととその理由、おすすめの過ごし方について、占い師の紅たきさんに聞きました。
古来より、日本には暦(こよみ)とそれにちなんだ風習があります。
どんな日かを知り、その日にやってはいけないことを把握しておくと、より良い一年を過ごせるはず。
今回は、1年の中でも最も夜が長い、冬至にやってはいけないことを紹介します。
冬至とは?
冬至とは、1年を二十四の季節に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)の1つです。
冬にある暦のうち冬至は四番目の季節であり、毎年12月22日ごろにあたります。冬至は、1年の中で最も太陽の位置が低くなり、昼の長さが短く、夜が長くなる日。
中国の「易経(えききょう)」によれば、冬至は「日短きこと至(きわま)る」という意味で、太陽の力が最も衰える日だと考えられていました。
そして、冬至を過ぎると太陽の力が増していくため、運気が上向きになっていく日と考えられていたのです。
そのため冬至の日は、「一陽来復(いちようらいふく)」ともいいます。これは、「今まであまり良いことがなかったと感じている人も、太陽の力を受けてこれからは良いことが起きると思うように」という意味です。
冬至にやってはいけないこと
ここからは、冬至にやってはいけないことを紹介します。
(1)人の悪口を言う
前述したように、冬至は「一陽来復」といわれる日。今まで陰の空気が漂って本調子にならなかったことでも、冬至からは陽となり元気を取り戻すとされる日です。
つまり、冬至とはその日を境に運気が上昇するタイミングなのです。
そのような日に、人の悪口など後ろ向きな発言をしていると、いくら縁起の良い日でも運気を下げてしまいます。
言葉には「言霊」といって魂が宿っています。冬至以外でもそうですが、ネガティブな発言はしないよう心掛けましょう。
(2)体を冷やす
冬至は昼の長さが短いため、体を冷やすことは良くありません。冷たいものを飲んだり食べたりすることは避けましょう。また、薄着で外を歩くのもNG。
温かいものを食べて胃腸を労わり、体を温めるようにすることが大切です。
(3)夜更かしをする
陰の気が極まる冬至には、しっかりとエネルギーを蓄えることが大切。そのためには、ゆったりと過ごして、たっぷり睡眠を取るのがベストです。
冬至の日は、あまりアクティブに過ごさない方が良いでしょう。新しいことを始めたりするのも向いていません。
とにかく体を休めることを優先させ、夜更かしはやめておきましょう。
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