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【File67】相手をジャッジしすぎて失敗した恋

#イタい恋ログ

ぴーちゃん(モテ男観察の鬼ぴーちゃん)

今振り返れば「イタいな、自分!」と思うけれど、あの時は全力だった恋愛。そんな“イタい恋の思い出”は誰にでもあるものですよね。今では恋の達人である恋愛コラムニストに過去のイタい恋を振り返ってもらい、そこから得た教訓を紹介してもらう連載です。今回はモテ男観察の鬼ぴーちゃんのイタい恋。

「今回もまたハズレだ……」
「好きでもない人と会うためにオシャレするのしんどい……」

昨今、マッチングアプリが一般的になりつつある中で、マッチングアプリを使って婚活をする方も多いのではないだろうか。

そんな中、多くの異性と会う中で冒頭のような感情になる人も少なくない。特に、マッチングアプリを使っていると、女性は男性よりマッチしやすい傾向があるためより多くの人と会いやすい。

今回はそんな、多くの人に会っていく中でアイタタタ……という人になっていた私の失敗談を公開しようと思う。もし、婚活や恋活で冒頭のような感情になった事がある人はぜひ本記事を読んでみてほしい。お役に立てるかもしれない。

多くの人と会えば会うほど「理想の人」には出会えない

1,000人

これは、私がマッチングアプリや合コン等、出会いの場で会った人の数だ。実はこれでも過少申告している。

「なぜこんなに会う必要があったのか」「これだけの数の人と会えばさすがに恋人の一人や二人見つかるだろう」と思われるかもしれないが、結論、実際のところは逆効果だった。

そう、圧倒的行動をした私だからこそ言える。そこには、「会えば会うほど恋愛から遠ざかる」という落とし穴があったのだ。私だけでなく、他の人達を見ていても、この落とし穴にハマると、婚活や恋活がものすごく苦痛に感じてしまう人が増える傾向にあると感じる。

中途半端に舌が肥えた客はイタい

この、「会えば会うほど恋愛から遠ざかる」現象は人間不信になるとかそういう類のものではなく、例えるのであれば、高級料理を食べすぎて舌が肥えてしまい、お店を純粋に楽しめなくなってしまう状況である。

中途半端に舌が肥え、純粋に料理を楽しめなくなった人の中で?イタ客?になってしまう人にはある特徴がある。

それは、「やたらジャッジする」という点だ。

あなたも見た事が無いだろうか。

「大将!今日のブリはあんまり良くなかったね!」
「このお肉は下ごしらえがあまいな……」
「この組み合わせは失敗でしょ」

女性に「高級料理店に慣れてる俺」感を見せたいのか、同行者や周りの人、作ってくれた飲食店の方に配慮せず飲食店で?俺論?を披露するイタ客の姿を……。

異性のジャッジはイタさの始まり

例に漏れず、私もそのような状況に陥ってしまっていた。

「なんか違う」
「服装がダサい」
「なんかピンとこない」
「エスコートがなってない」
「奢り奢られが納得いかない」
「こういうあり得ない事をされた」

多くの人に会えば会うほど相手の良くない行動ばかりが目につき、お客様根性ばかりが大きくなり、「相手から選ばれなければ意味がない」という大前提を忘れてしまうのだ。そんな状況では、「いや、そういうあなたはどうなの?」と、イタい人認定されてしまう危険性大だろう。

イタい恋から得た教訓「イイ女、イイ男とは、舌の肥えた良客」

とはいえ、「舌が肥えること=イタ客になること」ではない。舌が肥えて相手をジャッジし始める事がイタ客の始まりなのであって、舌が肥えること自体は実は良客への入り口でもあるのだ。

まず、楽しむ姿勢が大切

では、舌の肥えた良客と、イタ客の違いはいったい何なのだろうか。それは、「楽しもうとしているかどうか」 である。

良客は、常に楽しもうとしている。好奇心を持って物事を見て、ポジティブな側面を見出して相手と共有しようとする。そういう人は飲食店に入った時もそのお店の中で新たな発見をしたり、お店独自のこだわりを見出したりして楽しむが、イタ客はそのようなことができないのだ。

ただジャッジしに来たイタ客は「このお肉は下ごしらえが甘いな……」とかなんとか、重箱の隅を突くように欠点ばかりを探して、飲食店や料理を知り尽くしている自分だからこそ見つけることができたとばかりに上から目線で店員に話しかける。

この違いによって、良客は周りの人からどんどん好かれ、イタ客は知らないうちに周りから人がどんどんいなくなるのだ。

だからこそ、もし、あなたが「イイ男(女)がいない……」「好きでもない人と会うのがしんどい……」という沼に陥っているのであれば、ぜひ、「楽しもうとする」という点を大切にしてほしい。それによって、あなたは「イイ女(男)」に近づく事ができるし、イイ女(男)は相手をイイ男(女)にすることができるのだ。

?ついで婚活(恋活)?のススメ

楽しもうとしてもなかなか難しいぞ。という方にオススメなのが、「ついで婚活(恋活)」だ。

「ついで婚活」とは、婚活をメインにするのではなく、「あえて別の目的を持って人と会い、そこから恋愛に発展したらラッキー」というくらいの、「ついでに婚活もする」というラフさを持とうぜ! というものである。

そもそも婚活が難しくなってしまうのは、「結婚相手を見つける」という重めの目的があるが故に、ジャッジの目線が厳しくなってしまうことが挙げられる。そのため、そのジャッジの目線を緩くする事で逆に恋愛に発展しやすく自分のマインドを持っていこうという考え方だ。

この、?目的?は何でも自由に設定していただいても問題は無いけれど、個人的にオススメのものは「教養を広げる」という目的だ。

この目的を持ち、相手と会ってみて、「自分の興味の無い事でもあえて興味を持ってみる」という事をやってみてほしい。そうする事によって、あなたはこれまでよりも格段に新しい気持ちで婚活(恋活)ができるだけでなく、相手からも魅力的な人だと思ってもらえるようになるだろう。

さらに、相手ともし仮に恋愛に発展しなかったとしても、会った時間が無駄にならない。実際、私もこの考え方を持ってから、鉱物の世界や、ガジェットの世界等、自分一人だけだったら興味を持たないであろう世界の事を知り、日常が少し豊かになった。

それだけでなく、毎回のデートが好きでもない人とオシャレして会うという苦行の時間から、自身の好奇心を満たしてくれる面白いものへと変わったというメリットもあった。

この、「ついで婚活」をすることによってあなたの婚活(恋活)がこれまでよりも面白く、すてきなものになるよう祈っている。

(文・モテ観察の鬼ぴーちゃん、イラスト・菜々子)

※この記事は2022年12月26日に公開されたものです

ぴーちゃん(モテ男観察の鬼ぴーちゃん)

1,000人以上の男性と会い、その中でモテる男性に共通しているポイントをTwitterをメインに発信している。執筆したnoteは2万人以上が購読。出版社からお声がけいただき講演させていただいたことも。

運営している恋愛塾(口伝の会)では、教え子がフォロワー20万人のグラビアアイドルと付き合うまでに成長。さらに、Twitter運用も伝授し、未経験から運用開始3カ月目でnoteの売り上げ100万を達成させる。

初心者でもマッチ率が4倍になるマッチングアプリ術も発信中。
Twitter:@byadenyo513
Youtube:https://youtube.com/channel/UC3dKcLv8aTVeGm-kSLLy7vg

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