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【難読】“こらん”で合ってる?「胡乱」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「胡乱」の読み方です。

“こらん”ってなに? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「胡乱」の読み方は?

「胡」は、胡麻、胡椒と読むので“こ”や“ご”という読み方は知っている人もいるでしょう。「乱」は、乱闘、反乱と読むので“らん”という読み方は馴染みがありますよね。

では、二つを合わせて“こらん”や“ごらん”と読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“うろん”と読みます。

「胡乱」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「胡乱」の意味は以下のように解説されています。

う‐ろん【×胡▽乱】
[名・形動]《唐音》

1 正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。「―な者がうろついている」

2 確かでないこと。真実かどうか疑わしいこと。また、そのさま。
「誤を正したり、―な所は字書を引いて見たりして」〈風葉・恋ざめ〉

3 乱雑であること。また、そのさま。

怪しいや、疑わしいという意味合いで使われる言葉です。読み方も意味も、想像しにくい言葉だったのではないでしょうか。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「胡乱」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。漢字自体は難しくないですが、読み方が意外な言葉だったのではないでしょうか。

読み方が難しいのは、「唐音」といって室町時代に中国から伝わった読み方だからだそうです。なかなか聞き馴染みのない言葉ですが、小説などには登場することもあるようです。この機会に覚えてしまいましょう!

(ななしまもえ)

※この記事は2022年12月02日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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