「利他的」の意味とは? 行動の具体例や利他的な人の目指し方
利他的になるコツ
利他的な行動をしたいと思った場合、どのような考え方を意識すると良いのでしょうか?
最後は、利他的になるためのコツを紹介します。
(1)物事の見方を変える
利他的になるには、物事の捉え方を少しだけ変えることから始めてみましょう。
例えば、「自分が先に並びたい」「独占したい」という気持ちが芽生えたら、まずはその気持ちに気づき、他者の気持ちや事情を想像してみるのです。
目線を少し変えてみることで、「今の自分は既に十分満たされている」「独り占めする必要はない」と思えるかもしれません。
(2)購入するものや選ぶサービスを変えてみる
とはいえ、いきなり自分の欲を全て後回しにして、他者のことだけを優先する必要はありません。
生活の中で、何かを購入する時、またはサービスを選ぶ時に、誰かや何かの役に立つものを選択するのも利他的な行動の第一歩です。
例えば、商品の売上の一部が寄付される「寄付つき商品」を選んでみたり、環境に配慮されたサービスを選んでみたりするのも良いでしょう。
さまざまな選択肢があるので、自分が興味を持てる分野から行動を変えていくことで、利他的な意識が徐々に芽生えてくるかもしれません。
(3)団体やチームに参加する
「もう少し直接的にコミットしたいけれど、1人で始めるのは難しい……」という場合は、利他的な活動をしている団体やチームに加入するのもおすすめ。
例えば、地域のボランティア団体に参加したり、自分が興味を持てそうな社会貢献活動を行っているチームに入ってみたりしましょう。
同じような意志を持つ仲間たちと触れ合うことで、より意識が高まっていくかもしれません。
生活の中に利他的な視点を取り入れてみよう
「利他的」とは自分の利益よりも他者の利益を優先することで、例えば、寄付やボランティアなどが利他的な行動として挙げられます。
利他的な行動はメリットもありますが、あまりにも自己犠牲的になりすぎてつらい思いをするのは本末転倒ともいえます。
日頃の生活の中で少し視点を変えてみるなどして、できることから始めてみてはいかがでしょうか?
(ユキッ先生)
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※この記事は2022年03月29日に公開されたものです