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【難読】海の星でなんて読む?「海星」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「海星」の読み方です。

一体なんて読むの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「海星」の読み方は?

そのまま読むと“うみほし”か“かいせい”と読みそうですが、どちらも違います。

ある生き物を表す言葉なのですが、わかりますか?

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ひとで”と読みます。

「海星」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「海星」の意味は以下のように解説されています。

ひと‐で【海=星/人手/海=盤=車】
1 ヒトデ綱の棘皮 (きょくひ) 動物の総称。ふつう5本の腕をもち、扁平な星形の五角形をし、外面は多数の小骨板からなり、硬いが曲げることができる。腹面に口があり、肛門は背面に開く。腕の下面にある管足で移動し、貝類などを食べる。切れても再生力が強い。すべて海産。

2 ヒトデ科のヒトデ。浅海の砂泥底にすみ、直径約30センチで、黄色のほか、色変わりが多い。アサリ・ハマグリなどを食害。

海や水族館で見るヒトデのことですね。確かに、海にいる星形のものといえばヒトデなので、漢字からイメージしやすいです。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「海星」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。“ひとで”というのは、5本の腕を放射線状に出した形が人の手に見えることから付けられた漁師語だそうです。「海星」は、その腕の形を星形に見立てたんですね。

なかなか漢字で見ることは少ない言葉ですが、海の星なんて素敵な表現ですよね。知っている言葉も、漢字の由来を調べてみると新たな発見がありそうです。

(ななしまもえ)

※この記事は2021年12月12日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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