【FP解説】家計簿の書き方は? 初心者でも簡単に続けるコツ
家計簿を続けるためのコツ
家計簿を無理なく続けていくためには、下記を意識してみると良いでしょう。
(1)完璧にこだわらない
家計簿をつけていると、「財布の金額と家計簿の金額がずれている」「今月の支出を合計したはずなのにクレジットカードの利用額と合わない」といったこともよくあります。
しかし何万円も違うというのでなければ、収支をピッタリ合わせることには注力しなくて良いです。
少しのずれであれば、「家計を把握して貯金額を確保する」という目的を達成する上で問題になることはありません。
前段で紹介した重点項目型家計簿は、この「完璧にこだわらない」というスタイルでも実践しやすいのが特徴です。
(2)支払いはクレジットカードを利用する
クレジットカードでの支払いは、家計簿をつける手間を減らすのに効果的です。
もし支払った分を全てレシートで把握しようとすると、大量のレシートを取っておかなくてはなりません。そこから必要な項目を抜き出すのはなかなか大変です。
一方、クレジットカードで支払いをすれば支出が1つにまとまった明細が残りますし、webやアプリで簡単に確認できます。
クレジットカードの使用に抵抗がなければ、基本はクレジットカードで払うようにすると家計簿をつけるのが楽になるでしょう。
しかし、クレジットカードで支払いをしていると、無意識に使い過ぎてしまうというリスクもあります。
それを防ぐため、カード会社のwebやアプリで使用金額をまめに確認して、カードで払った分の現金は使わずに支払用に取っておくと良いでしょう。
(3)効果を実感できる工夫をする
家計簿をつけて「家計を改善できた」と目に見えて実感することができれば、家計簿を続けるモチベーションもアップします。
減らしたい支出として設定した重点項目の予算を決める時は、クリアしやすい低めの目標を設定しましょう。
少額から初めて小さな達成感を積み重ねていくことで効果を実感でき、それが「家計簿を続けよう」という気持ちにつながるはずです。
「重点目標設定型家計簿」は初心者にもおすすめ
今回は紹介した家計簿の書き方やコツは、「計画的に貯金額を増やしたい!」「今まで家計簿をつけたことがないけどできるかな?」という人に、特におすすめです。
この記事を参考に、ぜひ家計簿にチャレンジしてみてくださいね。
(FP Office 西田順子)
※画像はイメージです
※この記事は2021年11月26日に公開されたものです