気を使うのが疲れる。同棲中の在宅ワークをうまく続ける方法
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「同棲中の在宅ワークに疲れる」とのお悩みについて、ライターのトイアンナさんがアドバイス。
同棲中の在宅ワークに疲れる
同棲している彼と在宅ワークの日が重なると、お互いにWeb会議の時は気を使ったり、彼のことを考えてお昼を用意したりしなくてはいけなくてすごく疲れます。この働き方のままうまく同棲を続けるにはどうするべきなのでしょうか。
こんにちは、トイアンナです。
日本の家って、在宅ワークに向いてないと思いません?
のっけから身も蓋もないですが、在宅ワークで起きるけんかの大半は「お互いに音が聞こえるくらいの距離で暮らしている」から起きていると思いません?
在宅ワークのストレスは狭さから
あなたがオフィスにいれば、会議室がありますよね。たとえ会議室が埋まっていても、オフィスの隅に寄ってWeb会議に参加すれば、周りの音から離れることができます。ですが、自宅にそんなことができる広さはありません。
1LDK、またはワンルームでお互いに仕事をしているとしましょう。下手すると、パソコン同士が重なり合うくらい小さなテーブルで。肘と肘、膝と膝がぶつかり合って「キャッ、ドキドキしちゃう!」なんて思えるの、最初の1日だけだっつーの。
ですから、解決策はひどい話ですが、郊外に引っ越して、家の面積を増やすのが一番です。部屋を別にできるとなお良いです。
引っ越す以外の選択肢
「そんなこと言われても、敷金・礼金も高いし!」というのは、現実的な反応ですよね。私もいますぐ敷金・礼金を出すのはしんどいなあ……と同じことを思います。
そこで、もしベッドルームとLDKが別なら、まずおすすめしたいのはベッドルームで働けるよう部屋を改造することです。
在宅ワークの増加に併せて、IKEAやニトリなど、大手家具メーカーも奥行き40cm程度のコンパクトなデスクを作っています。それにより、ベッドルームの隙間を活かしてワークスペースが作れるようになりました。椅子は背もたれがないタイプにすれば、机の下にしまえます。
常にそこで作業をするには狭いかもしれませんが、「会議室」としてお互い利用するなら、不満は出づらいのではないでしょうか。オフィスと同じように「通常の作業部屋」と「会議室」を分けてしまうのです。
もし、会議がバッティングしたらそれぞれ別の部屋で会議もできる。これで、大半のトラブルは解決できるはず。
ランチ散歩を提案しよう
次に、彼の分までランチを用意するのが大変という問題ですが……これは彼に率直に相談しましょう。いつも買い出しに行っているなら、気分転換に2人でスーパーやコンビニへの散歩を提案してもいいかも。
運動不足も在宅ワークでは問題になりがちですから、これでお互いの生活習慣が変われば一石二鳥ですね。
そして、もし彼が「別に用意しなくていいよ」と言うのであれば、あなたも割り切って用意するのをやめてみましょう。気遣いは、相手へ対価を求めたら終わりです。「こんなにしてあげたのに!」と思わないで済む分だけ、あなたの愛を分けてあげればいいのです。
Point.
・在宅ワークのストレスは家の狭さが原因かも。根本的な解決策は、ずばり広いところにお引っ越し
・引っ越しが非現実的なら、まずは会議室と業務部屋を分けよう。ベッドルームを活用して小さな会議室を作るのがおすすめ
・ランチは率直に相談して、買い出しに行く時は2人で散歩をする時間にしようと提案してみては?
(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2021年11月09日に公開されたものです