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結婚で苗字が変わる場合は? 名義変更リストと手続き内容を解説

aoi okamoto

やっておくべき名義変更は?

では続いて、結婚時にやっておくべき名義変更の種類をいくつか紹介します。

運転免許証や銀行口座のように変更がマストなものと、余裕があれば手続きをしたいパスポートなど、重要度や提出場所、期間も併せて解説します。

運転免許証

名義変更で最も重要といっても過言ではないのが、運転免許証の名義変更です。上記でも解説したように、免許証の名義変更をおろそかにするとさまざまなリスクが生じるので、すぐに取り掛かりましょう。

運転免許証の名義変更は、警察署、運転免許センター、運転免許試験場の3箇所で行うことができます。市役所や町役場では免許証の変更はできませんので、注意が必要です。

変更手続きに必要なものは、

・既存の運転免許証

・本籍が記載されている住民票の写し

の2つです。

おすすめの手順としては、市役所などで住民票の写しを受け取った後に、そのまま免許センターなどに向かう方法です。

免許証の名義変更は、特に期限などが設けられてれているわけではありませんが、できるだけ早く手続きをしましょう。

銀行口座

銀行口座の名義変更も、運転免許証と同じくらい重要度が高いです。

お金関係のことなので、そのままにせず、方法や手順を理解して効率的に手続きを行いましょう。

銀行口座の名義変更は、近くの銀行支店の窓口で行います。銀行口座の手続きに必要なものは以下の通りです。

・すべての通帳、証書、キャッシュカード

・旧姓、新姓が確認できる公的書類(運転免許証、戸籍謄本など)

・旧姓の届出印

・新姓の届出印

口座の手続きには届出印が必要になりますので、旧姓と新姓のもの両方を忘れずに持参しましょう。

口座も名義をそのままにしてしまうとローンを組めなくなりますので、免許証と同様に優先して行ってくださいね。

クレジットカードの情報

続いて紹介するのがクレジットカードの名義変更です。

クレジットカードの名義変更を怠ると、カードの更新時期になっても新しいカードが届かなかったり、カードの口座引き落としが正常に行われず、延滞扱いになったりする可能性も。

最悪のケースだとクレジットカードが使えなくなってしまうこともあるので、忘れずに行いましょう。

クレジットカードの入会や発行はネットで登録することが多いので、名義変更手続きもネット上で行うと思っている方も多いかもしれませんが、実はクレジットカード名義変更は、郵送書類で行うことがほとんどです。

手順としては、まずはネットや電話から名義変更手続きについて問い合わせてみましょう。

そうすると郵送にて変更申請に必要な書類が送られてくるので、書類に記入・本人確認書類と同封して返送することで手続きは完了します。必要なものは下記の通りです。

・現在使っているクレジットカード

・新姓の印鑑

・本人確認書類

保険加入している場合は保険の名義変更も

保険関係の名義変更は見落としがちですが、保険に加入している場合はこちらも忘れずに行いましょう。

例として、万が一医療保険の名義変更を行わなければ、病院で診断書を書いてもらったとしても、保険金が下りないリスクもありますので注意してくださいね。

医療保険だけでなく健康保険や生命保険なども重要ですので、事前に自分が今どんな保険に加入しているのかをチェックしておくことをおすすめします。

保険の名義変更方法は、クレジットカードの名義変更と同様に、加入している保険会社に電話もしくはネット上で問い合わせをしましょう。

送られてきた書類を記入、返送したら手続き完了ですが、詳しい手続き内容は保険会社によっても異なるので、不安な場合は直接問い合わせてくださいね。

手続きに必要なものは、健康保険だと保険証、生命保険だと保険証券など、保険の種類によっても異なるので、しっかりご自身でリサーチしておくことが大切です。

余裕があればパスポートも

結婚するとよく名義変更の対象として挙げられるのがパスポートです。

パスポートは飛行機に搭乗する時の航空券に記載されている名前と一致している必要があるため、パスポートの名義変更をしないと飛行機に乗れないということもあり得ます。

パスポートの変更方法は、都道府県によって異なります。パスポートを発行する場所も都道府県によって異なるように、名義変更の申請方法もさまざまです。

まずは、ご自身が住んでいる都道府県で、パスポートの取り扱いがどこで行われているのかを確認しましょう。

都道府県により異なりますが、基本的にパスポートの変更で必要なものは下記になります。

・既存のパスポート

・戸籍謄本または戸籍抄本

・顔写真

・手数料

・住民票

など(都道府県によって異なる)

その他の名義変更リスト

上記では、結婚時において必要な名義変更の代表的な5つを紹介しましたが、その他にも名義変更の対象となるものを2つ紹介します。

スマホの名義変更

普段から私たちがよく使っているスマホも名義変更が必要になります。

スマホも名義変更をしないと、各種手続きができなかったり契約においても手間がかかったりします。現代の生活において、なくてはならない存在になったスマホも、結婚して名前が変わったら早めに名義変更を行いましょう。

スマホの手続き方法は、お近くの携帯会社のショップで行えます。携帯会社によっても異なりますが、主に必要になるのは以下の3点です。

・使用中のスマホ

・本人確認書類

・スマホのIDとパスワード

会社に提出している名義の変更

会社員や働いている方の全員が対象になりますが、勤め先にも名義変更の申し出が必要になります。

結婚したら早めに総務の担当者などに、結婚した旨を報告し、書類などで手続きを行いましょう。場合によっては、お祝い金がもらえることもありますよ。

会社で名義変更の申し出をする際に注意したいのが、銀行口座の名義変更の報告です。

お給料の振込先の口座の名義を変更した場合は、必ず会社にも申し出ましょう。申し出なかった場合、名義人が異なり、お給料が正常に振り込まれない、なんて事態にも発展してしまうかもしれません。

次ページ:効率良く名義変更するコツは?

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