「ふつつか者」の意味は? 類語や使い方を解説(例文つき)
「ふつつか者」の対義語(例文つき)
次は「ふつつか者」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
「気の利く人」
「ふつつか者」が「配慮の行き届かない人」を意味するのに対し、「配慮の行き届いた人」を意味する言葉です。
例文
・○○さんは、実に気の利く人だ。
「器量人(きりょうじん)」
「ふつつか者」が「才能がない人」を意味するのに対し、「器量人」は「才智に優れ、地位や職場にふさわしい力を発揮できる人」を意味する褒め言葉です。
例文
・ああ見えて、○○さんはなかなかの器量人です。
「通人(つうじん)」
通である人。「ふつつか者」が「風情やたしなみがない人」を意味するのに対し、「たしなみのある人」を意味する言葉です。
例文
・ワインにかけて、誰かその道の通人と言えるような人をご存じありませんか?
謙遜がいつも美徳とはならない時代
「ふつつか者ですが」と言って自己紹介を済ませられた時代は、ある意味謙遜が美徳だった時代です。
国際化が進み、何でも謙遜して済ませられる傾向は弱まっています。
言葉の効用を知り、臨機応変にコミュニケーションに活かすようにしたいですね。
(前田めぐる)
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※この記事は2021年10月21日に公開されたものです