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「ふつつか者」の意味は? 類語や使い方を解説(例文つき)

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「ふつつか者」はどんな時に使えるのか?(例文つき)

「ふつつか者」という言葉は、以下のような場面で使えます。

結婚式のあいさつをする時

結婚を前に、親同士があいさつをする時や、結婚式で、新郎や新婦の親・身内が列席者にあいさつをする時などに、男女を問わず使えます。

自慢のわが子であっても周囲の人たちに対して謙遜する言葉には、新郎新婦を温かく見守ってほしいという親の愛情がこもっています。

例文

ふつつか者の娘でございますが、どうぞよろしくお願いします。

ビジネスで初対面の相手にあいさつする時

ビジネスやプライベートで、初めて会う相手に対して、自分を謙遜して使います。

例文

ふつつか者でございますが、精一杯頑張りますので、どうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

ビジネスやプライベートで謝罪をする時

配慮が行き届かずに迷惑をかけた場合に使えます。

ただし、「ふつつか者」という言葉の意味を正確に知っている人は意外と少ないかもしれません。

意味をよく知らない相手に使ってしまうと、なぜそのような事態が起きたかの理由としては弱くなってしまいます。

そこで、「ふつつか者」という言葉を使う場合、下記のように「配慮が足りず」「行き届かず」など他の言葉を加え、文脈を工夫して使うと良いでしょう。

例文

・今回は誠に私の配慮が至らずにふつつか者でございました。幾重にもお詫び申し上げます。

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