エアコンの温度を勝手に低くする人への4つの対策
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「エアコンの温度を勝手に低くする人」について、ライターのぱぴこさんがアドバイス。
エアコンの温度が低すぎてつらい
私の隣の席の人は、暑がりなのかエアコンの設定温度をすごく低くするんです。正直寒すぎて、業務に集中できないのですがこれをやめさせるにはどうしたらよいのでしょうか。
職場における同僚との「感じ方」の問題はなかなか難しいです。
私の所属の社は空調が一括管理なこともあり、「暑すぎる」「寒すぎる」の調整のために管理に連絡しなくてはならず、それはそれでなかなか手間がかかりますが、「誰かが勝手にいじる」ことはないので、個人の感じ方による戦争が起きない点は良いことかもしれません。
しかし、オフィスの「快適さ」は仕事の効率や集中力に直結するので、意外とバカにできない問題です。過ごしやすい労働環境は生産性を求める上でも重要です。
そんな「ありがちだけど、意外と軽視できない」オフィスの温度問題をどう改善できるかを考えてみましょう。
オフィスの温度問題という社会人「あるある」はなぜ起きるのか?
オフィスの暑い、寒い問題は非常に根深いものがあります。現在はコロナ対応によって出社抑制がある会社も多いですが、性別、年齢、職種が違う人間が集まるオフィスという場所の「最適な温度」は会社の業態にもよります。
例えば、夏に外回りの営業にとっては帰社したオフィスは「寒いくらいが丁度いい」かもしれませんが、ずっとオフィスにいる企画職や事務職にとっては外勤営業に合わせた温度では「寒すぎて体調が悪くなる」可能性もあります。
「温度を下げる人」への個人対応策はあるのか
相談内容から、個人で温度を変更できる職場のようなので、個人でできる対策から考えてみましょう。
1.寒かったら温度を上げる
2.当人にお願いする
3.上司に相談する
4.個人でできる寒さ対策をする
1. 寒かったら温度を上げる
「温度を下げられるなら、上げればいいじゃない」という精神で、寒いな~つらいな~と思ったら自分で設定温度を変更すればよいのではないでしょうか。相手ができていて、自分ができない理由があるのであればこの限りではありませんが、一番手軽な方法です。
2.当人にお願いする
「冷房が直接当たってしまって寒いので、温度を下げ過ぎないでもらえないでしょうか?」と直接ライトに伝えてみましょう。相手は周囲が自分の設定温度では寒いなんて思っていない可能性があります。念じてもエスパーではないので、相手は受け取れません。
3.上司に相談する
本人に言いづらいのであれば、上司に相談してみましょう。席替えなどの軽微な対応で解決する可能性もありますし、全体の方針として調整してもらえる可能性もあります。
個人vs個人の構図ではなく、「職場の問題」に仕立ててしまうことで上長判断を仰げば自らが言いにくいことをやる必要はなくなります。
4.個人でできる寒さ対策をする
置きブランケット、置きカーディガン、温かい飲み物……など、個人でできる対策を取ることでしのぐのも一つの手です。オフィスの温度調整は難しい部分もあるため、職場用として置いておくと何かと便利です。
感じ方は人それぞれ!
室内温度に限らず、多数の人間が一か所に集まれば「感じ方」の問題は多かれ少なかれ発生します。個人間での調整で収まればラッキーですが、難しい場合は職場の問題として上長に対応してもらうなど、柔軟に考えましょう。
Point.
・オフィスの温度問題は「あるある」
・仕事の仕方によっても快適な温度に差がある
・個人での対応が難しい場合は職場の問題として上司に相談をする
(文:ぱぴこ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2021年08月31日に公開されたものです