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良好な関係の作り方。年上の人や上司に仕事を依頼する時のコツ

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「年上の方や上司に仕事を依頼するのが苦手」というお悩みについて、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

年上の方や上司に仕事を依頼するのが苦手

私は年上の方や上司に仕事を依頼するのが苦手です。いつもどう伝えればよいのか、これを依頼したら嫌な顔をされないかとマイナスなことを考えてしまいます。仕事をうまくこなしていくためにも、年上の方や上司に仕事を依頼するコツがあれば教えてほしいです。

先日、今話題の『東京リベンジャーズ』をAmazon Prime Videoで観ていたら、主人公のフリーター武道(たけみち)くんが、自分は年下の店長に叱られてばかり、と卑下するシーンがありました。

過去と未来を行き来しながら、自称ダメ人間の武道くんが成長していく、この作品。ダメさを説明する要素に「年下から叱られる」が入っているのは、人にとって年下の人間から叱られるのは情けないことである、という共通認識があるからでしょう。

確かに年下から叱られたら情けなくなるかも……と想像する一方で、こうも思います。問題は、なぜ叱られるかであって、相手が年下だということではない、と。年上とか年下とかではなく、同じ失敗をなぜ繰り返してしまうのか、失敗を防ぐためにはどうすればいいのか、ということに気持ちを向けた方が絶対にいい! と。

観ている最中はそんなことは考えませんでしたが(当たり前・笑)、お仕事ハック的には武道くんにそう言いたい。作中の年下店長は叱るのが苦手そうじゃなかったからいいけど、場合によっては相手の方が胃をやられているかもよ⁉と。

今回の相談は、仕事を依頼するだけでも気を使ってしまう、というお悩み。年上の人や上司、とあるので、年齢に限らず立場が上の相手に気を使ってしまうということなのでしょう。

結論から言うと、年上の人や上司に仕事を依頼するコツは、むしろ相手の年齢や立場を気にしないことだと思います。

なぜなら、気にされると相手もやりづらいから。もちろん、だからといってフランクに接すればよいということではないです。それは相手も「えっ」と思うでしょう。

敬意を払うことは必須です。それは年や役職がどうだから、ではなく、お互い気持ちよく仕事をしていくために、人として必要なこと。

中には、「なぜ年下から仕事の依頼を受けないといけないんだ」という不満を顔や態度に出す人もいるかもしれません。そういう人は、周りから「仕事がやりづらい人」「面倒な人」として認識されているはずなので、気にしなくて大丈夫。

とはいえ、態度を和らげてほしいなら、相手を立てる言い方を心がけるといいですね。

例えば、依頼メールの締めに書く「よろしくお願いいたします」を、「お忙しい中、大変お手数おかけして恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします」とするだけでも、印象はだいぶ変わります。

マイナスなことを考えるのではなく、敬意を伝えよう、というプラスの気持ちで向き合うことを心がけてみてください!

Point.

・仕事の依頼をする時、相手の年齢や役職を気にする必要はない
・気にすると、かえって相手もやりづらくなる
・メールでは、相手を気遣う丁寧な一文で締めればグッと印象が良くなる
・敬意を伝えよう、というプラスの気持ちで向き合おう

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年08月27日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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