「堪える」の読み方は3つある! 意味や語源・使い方を解説
堪えると混同しやすい言葉
続いて、「堪える」と同じ読み方をする言葉について意味や違いを解説します。
堪えると応える・答えるの違い
「応える」は「働きかけに対して、それに添うような反応を示す」という意味で、「期待に応える」「要求に応える」といった使われ方をします。
他にも、「外からの刺激を身に強く感じる」という意味もあり、「寒さが身に応える」「父の死が応えた」「人の親切が骨身に応えた」などと使います。
一方、「答える」は、「相手からかけられた言葉に対して返事をする」や「質問や問題に対して回答を出す」という意味を持っており、「元気よく答える」や「設問に答える」といった意味で使われます。
「堪える(こたえる)」には「反応を示す」という意味はないので、3つともそれぞれ意味が異なるとわかります。
堪えると耐えるの違い
「耐える」は堪えるの2つ目の意味と同じ意味です。どちらも「外部からの力に屈せず、じっと我慢する」という意味。
しかし、「乏しさに堪え、研究を続けた」など、将来に希望をもって我慢する、という場面では、「耐える」ではなく、「堪える」を使う場合が多い傾向にあります。
「堪える」の方が、「耐える」よりも広義な意味をもっていることが分かります。