エクセル（Excel）で文字を丸で囲む方法は？ 活用方法＆うまくいかない場合の対処法
エクセルで文字や文章を丸で囲む方法を知っていますか？ 普段使っているエクセルでも、まだまだ知らない機能は多いもの。今回は、丸で囲む方法と活用法を紹介します。
エクセルで作業中に、「ここを丸で囲みたい」と思ったことはありませんか。
エクセルといえば表作成のためのツールですが、今やその機能は表作成だけではありません。
エクセル内でも、自由自在に丸で囲むことができます。パワポなどを使う必要はなく、エクセル内でかんたんに丸を作れるのです。
この記事ではエクセル操作中に丸で囲む方法や活用法を紹介します。
やってみれば簡単にできますので、ぜひチャレンジしてみてください。
丸で囲む方法は？
エクセルを操作中に丸で囲む方法を3つ紹介します。
・図形機能で丸を作成して囲む
・丸付き文字を活用する
・オブジェクトを挿入して文字に丸を付ける
どのやり方も、とても簡単です。
以下で紹介する手順にしたがってチャレンジしてみてください。
方法1：エクセルの図形機能で丸を作成して囲む
エクセルの図形機能を使って、丸を作成する方法です。
この方法を使うと、どのようなものでも丸で囲むことができます。丸の大きさや色や形も、自由に変更可能です。
早速やってみましょう。
STEP1：エクセル上部のメニューから「挿入」をクリックします。
STEP2：次に「図形」のメニューの下にある小さな三角をクリック。
STEP3：たくさんの図形が表示されます。その中から、「楕円」をクリックしましょう。
STEP4：エクセル上に「＋」のマークが表示されますので、作りたい円の大きさを指定します。この際、慣れるまで少しコツが必要です。
まずは左上を一度クリックし、そのままマウスのボタンを押し続けたまま右下へカーソルを引っ張ります。すると円が大きくなって表示されます。
自由に大きさの設定ができますので、好みの大きさのところでマウスから指を離しましょう。まん丸にもできますし、縦に引っ張れば縦長の楕円、横に引っ張れば横長の楕円が描けます。
STEP5：デフォルトでは、下図のように青く塗りつぶされた状態の丸になっています。
STEP6：「図形の塗りつぶし」をクリックし、「塗りつぶしなし」を選択。すると白抜きになるので、背景にある文字や罫線が見えるようになります。
STEP7：枠線の太さや色も自由に変えられます。
「図形の枠線」をクリックしましょう。ここでは、枠線の色や、太さ、枠線の点線などを指定できます。今回は赤い丸にしてみました。
STEP8：これで、文字を丸で囲むことができました。
方法2：丸付き文字を活用する
次に、文字入力で出てくる丸付きの文字を活用して入力する方法を紹介します。
上記の方法では囲みたい部分を丸で囲むことができますが、すでにパソコンにある丸付きの文字を使えばもっと簡単に入力できるのです。
丸付きの文字は環境依存文字といいます。機種依存文字といわれることも。
例えば、「1」に丸をつけた文字を入力する場合です。
STEP1：入力したいセルにカーソルを合わせて、そこで「まるいち」と入力しましょう。
STEP2：変換をすると、「①」の文字が出てきます。
また、数字を入力して変換キーを押しても、同じように丸付きの数字が出てきます。㊿までの数字はこの方法で入力が可能です。
その他にも、以下のような丸付き文字が入力できます。
このように、パソコンの変換キー1つで丸つき文字を簡単に入力できるのです。
ただし、環境依存文字は使用しているデバイスによっては文字化けが起こる可能性があります。そのため、場面に応じて使い分けるようにしましょう。
方法3：エクセルにオブジェクトを挿入して文字に丸を付ける
前段では丸付き文字を使用しましたが、丸付き文字がない場合もあります。
このような時にはエクセル入力中に、丸で囲んだ文字を自分で作れるのです。
STEP1：メニュー「挿入」にある「オブジェクト」をクリックします（表示されていない場合「テキスト」を押すと選択肢に「オブジェクト」が出てきます）
STEP2：オブジェクトの一覧が表示されますので、「Microsoft Word Document」を選択し、右下の「OK」をクリックしましょう。
STEP3：すると、エクセル上にWordのメニューが表示されます。表示されているバーの中に、丸で囲みたい文字を入力しましょう。
STEP4：その後文字を指定し、メニューの中の「囲い文字」のボタンをクリックします。
STEP5：今回は「文字のサイズを合わせる」と、囲みは「○」を選択して、「OK」をクリック。
すると入力した文字が丸で囲まれました。
画面のオブジェクト以外の場所をクリックすると、Wordのリボンが消えてエクセルのリボンに戻ります。
STEP6：この状態だと、オブジェクトがエクセルの画面から浮いてしまっているので、オブジェクトの背景を消していきましょう。
オブジェクトの部分を右クリックし「オブジェクトの書式設定」を選択します。
STEP7：オブジェクトの書式設定の画面が開くので、「色と線」を選びましょう。
「塗りつぶし」を「塗りつぶしなし」、「線」を「線なし」と設定したら、右下の「OK」をクリックします。
これでエクセルのセルの状態に戻りました。
▶次のページでは、丸で囲む技を活用した応用例のほか、うまくいかない場合の対処法を紹介します。
