「存じ上げません」と「存じません」の違いは? 正しい使い方と例文
「存じ上げません」の言い替え表現
「存じ上げません」は、他の表現で言い換えることも可能です。
ボキャブラリーを増やして、シーンごとに使い分けてみましょう。
「分かりかねます」
「分かりかねます」は、「存じ上げません」と同じく「知りません」を丁寧に言い表した言葉です。
「~かねます」は「困難・難しい」というようなニュアンスを含むため、「教えたいのは山々だが、難しくて(知らなくて)できません」という意味で使うことができます。
例文
・大変恐れ入りますが私では分かりかねますので、担当者にお問い合わせください。
・昨日の会議には参加していないため、申し訳ございませんが分かりかねます。
「面識がございません」
「存じ上げません」は人を対象にして使うことが多い言葉であるため、文脈によっては「〇〇さんを知らない」=「〇〇さんに会ったことがない」という言い換えができます。
その場合、「〇〇さんとは面識がございません」という表現の他、「〇〇がない」と経験を否定する形でアレンジが可能です。
例文
・〇〇部長とは、まだ面識がございません。
・〇〇様とはお会いしたことがございません。