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忙しくても大丈夫。副業でやりたいことをやる令和OL【vol.02ばなお】

#令和版OL事情

マイナビウーマン編集部

マイナビウーマンの読者アンバサダー「はたらくmuse」は、読者と同じ等身大の働く女性。そんな彼女たちはどんな働き方をして、どんなアイテムを身に着けているのだろうか。令和を生きるOL事情をお届けします!

取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
撮影:曳野若菜

働き方が多様化し、副業を始める人や、将来は好きな事を仕事にしたいと思う人も増えていますよね。

そんな思いを抱く令和OLはどんな毎日を過ごし、将来にどんな自分像を思い描いているのでしょうか?

ということで今回は、はたらくmuseのばなおさんに令和版OL事情を伺いました。

――まずは自己紹介をお願いします!

ばなお、34歳です。メーカーの営業職として働き、週末にはヨガのインストラクターをしています。本業の仕事は、取引先と会社との間での調整ごとや契約に関わる事務手続き、新規開拓の提案活動と業務は多岐にわたります。

週末はヨガのインストラクターとして、週に1回スタジオでやさしいヨガ教室を開いています。

――将来の目標は?

会社員を卒業して、ヨガを中心に「自分を労わる」をテーマに働いていけたらなと思っています。

――ヨガ教室を始めたきっかけは?

自分の練習で使っていたスタジオの方に、「インストラクターとして教室を開いてみたらどうか」って声をかけていただいたんです。

それで、声をかけてくれたトレーナーさんの力を借り、週に1回だけのヨガ教室を始めるようになりました。

――平日と休日(土曜)のタイムスケジュールは?

本業の方は、在宅勤務が中心です。時期によりますが、残業は多いかもしれないですね。

基本、毎日ヨガの練習をしています。できるようになりたいポーズを練習したり、週末のレッスンでどんなことをやろうかなって考えながらポーズを組み合わせてやったりしています。

あと、ダラダラ過ごす時間も欠かせないですね(笑)。この時間は主にSNSや動画を見たり本を読んだりしています。

休日の夜は、必ず動画配信サイトで大好きなサッカーの試合をチェックします!

――本業と副業の両立が大変な時はある?

ハードスケジュールなので疲れがたまってしまうことはあります。その代わり日曜日はゆっくり休んでいますね。

あと、休みの日はコーヒーをハンドドリップで淹れているんですけど、ゆっくり流れるその時間と香りで一度心をリラックスさせています。

――悩んだ時はどうしている?

サッカーを中心にスポーツ観戦をして元気をもらっています! 「選手やチームがあんなに頑張っているんだから自分も頑張らなくちゃ」って思うんです。

――サッカーにハマったのはどうして?

以前は全くスポーツに興味がなかったんですけど、4年ほど前に仕事もプライベートもうまくいかない時があって、うつうつした気持ちが晴れずに悩んでいたら、上司に「面白いから一度サッカー観戦に行ってみたら?」って言われたんです。

そこで、友達を誘ってなんとなく行ってみたらドはまり!

その日天気が悪くて雨風がすごかったんですけど、そんな状況のなか頭を使いながら必死に頑張っている選手やサポーターを見たらもう感動しちゃって……。

そしたらサッカー好きの友達が増えたり、遠征したりするようになって今ではもう生活の一部です!

ばなおさん提供写真

――仕事に求めるものは?

人や社会の役に立てることと、自分を好きでいられること。社会に貢献できる仕事がしたいと思って本業の仕事に就きました。

20代の頃は、その一心でがむしゃらに働く一方、もともと体が弱かったこともあり体調を崩して周りに迷惑をかけてしまうこともありました。

30代になってだんだんともっと自分の身近な人のためや、自分を大切にしながら働きたいなって思うようになりました。

――ヨガを始めて変わったことは?

実はもともと内向的な性格で、すごくセンシティブだったんです。少しの刺激でもすぐ心が折れてしまって、仕事で何か失敗してしまったら3日間くらい引きずってしまうような人でした。

人前で話すなんて本当に苦手で、取引先への提案の時に極度の緊張で倒れてしまったこともあるくらい……。

そんな時、サッカー観戦をきっかけにスポーツに興味を持って、自分の体力や体調に合っているなって思ったのがヨガだったんですよ。

そしたら自分でもびっくりするくらい変わりましたね。うまく感情のコントロールをすることができるようになったし、インストラクターの指導練習で20人くらいの前で話す練習もあって、だんだん人前で話すことへの苦手意識がなくなりました。

今では話すのが楽しくて仕方ないです!

――新しいことにチャレンジする時に不安はなかった?

すごくありました……! やっぱり、ヨガ教室を開いても人が集まらなかったらどうしようとか、私なんかが人にヨガの楽しさを伝えることができるのかなぁとか考えましたね。

でも、ヨガの哲学の一つに「何気なく目に入った文字や、人に言われた言葉は自分にとって必要なことだからやるべき」っていう教えがあるんですよ。

そう考えたら、せっかく手を差し伸べてくれている人がいるんだったら断る理由もないのかなって思ってチャレンジすることに決めました。

――どんな時にやりがいを感じる?

来てくれる生徒さんが自分自身に興味を持ってくれたり、ポーズがどんどん成長して「難しいポーズをやりたい!」と言ってくれたりするとうれしいです。

特に、日頃忙しく働いている方から「呼吸に集中する時間がすごくリラックスできる」と言ってもらえた時は呼吸を大切にしてやってきてよかったなとホッとしました。

――最近買ったお仕事アイテムは?

ばなおさん提供写真

お仕事アイテムというか、一日の疲れを癒やすためになんですが、アロマオイルとヨガ教室でも使っている「シンキングボウル」を手に入れました。

忙しい生活をしているとどうしてもずっと頭が回りっぱなしになってしまうので、一度思考をストップさせて疲れを取るために聴覚や嗅覚といった五感をうまく使うアイテムを使用しています!

――はたらくmuseになったきっかけは?

新しいことを始めて、たくさんの人と出会うようになってからいろんな価値観に触れることができて「楽しい!」って思ったんです。だからもっと多くの人に出会うために自分と同世代のはたらくmuseの皆さんと交流したいなって思ったのがきっかけです。

そうすることで自分の価値観を改めて探すきっかけにもなるかなと思っています。

――働くうえで心がけていることは?

私ができることを私なりにやっていく。自分が新しいコミュニティーに出会えて生まれ変わったように、自分の周りの人にもそんなきかっけを与えられる人になりたいと思っているんです。

だから、私のヨガ教室はレッスンが終わったら時々みんなでコーヒーを飲んだりしながらお話しする時間を設けています。生徒さんからおいしいおやつを差し入れしていただいたりすることもあります。

ただヨガのポーズで体を動かして終わりではなくて、みんなでおしゃべりして生徒さん同士が仲良くなったり新しい発見をしたりして、ポーズの出来に限らず来た時よりなんだかスッキリしたなと思って帰ってくれたらうれしいなと思います。

――将来、思い描く自分像は?

ずっと夢を持っていたいです。やっぱり何か不安を抱えながら過ごす毎日より、楽しいことを考えながら過ごす毎日の方が楽しいじゃないですか。

ヨガを始めて思ったのは、いつから始めても遅くないんだなっていうこと。「今日が一番若いんだから」と思って、これからも明日や将来に向かってつねに夢を持ちながら過ごしたいです。

「ヨガを始めてからは、本業の仕事で悩むことも減った」と語るばなおさん。

本業との両立で忙しい毎日の中でも、自分なりのリラックス法を見つけ出し、上手に自分をコントロールしながら、やりたいと思う事を思う存分楽しんでいる姿が印象的な令和OLでした。

※この記事は2021年08月04日に公開されたものです

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