「誠に勝手ながら」の意味とは? 使い方や類語を解説(例文つき)
「誠に勝手ながら」の言い換え表現は?
「誠に勝手ながら」には、似たような場面で使うことのできる、言い換え表現がいくつかあります。
先に解説した通り、「誠に勝手ながら」は多用すると良くない印象を与えてしまう場合もあるので、他の言葉に言い換えられるよう、類語もチェックしておきましょう。
「誠に恐れ入りますが」
「誠に恐れ入りますが」とは、「相手に迷惑を掛けてしまって本当に申し訳ない」というニュアンスがある言葉。
伝えにくいことを、誠意を持ってお願いするために使われることが多く、「誠に勝手ながら」と似たシーンで使われています。
「ご面倒をお掛けしますが」
何かしらの行動をしてもらうよう、相手にお願いをする時は「ご面倒をお掛けしますが」というクッション言葉が使われます。
相手の手を煩わせてしまうことに対する「申し訳ない」という詫びの気持ちが伝わる言葉です。
「お手数をお掛けしますが」
「ご面倒をお掛けしますが」と同様、「手間を掛けることになってしまい申し訳ないが、お願いしたい」という気持ちを伝える言葉として、「お手数をお掛けしますが」という表現もあります。
相手の時間や労力を奪ってしまうような依頼をする時に使われている言葉です。
「勝手を申し上げますが」
「勝手を申し上げますが」とは、自己都合による勝手な行動、発言に対し、相手に理解してもらえるようお願いする言葉です。
自分勝手な判断であることを表明する「誠に勝手ながら」と似たニュアンスがあり、言い換え表現として活用されています。
正しい使い方をマスターしよう
相手に迷惑を掛けてしまうが、どうしてもお願いしなくてはならない、というシチュエーションに遭遇することは多々あります。
そのような時に、「誠に勝手ながら」という言葉を上手に使いこなすことができれば、相手が快く引き受けてくれる可能性が高まるはずです。
スマートにやりとりするため、そして円滑な人間関係を結ぶため、ぜひ「誠に勝手ながら」という言葉の使い方をマスターしておきましょう。
(上色ゆるり)
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※この記事は2021年07月28日に公開されたものです