「エモい」の意味や使い方とは? 活用シーンや例文を紹介
ここ数年の間で若者の間で流行している「エモい」という言葉。その意味はなんとなく理解しているけれど、実際どのように使えばいいか分からない人も多いのではないでしょうか。今回は「エモい」の意味やその語源、使い方を紹介します。
「エモい」という言葉は、若者を中心に日常的に使われている俗語です。
今回は俗語として使われている「エモい」の意味や使い方について解説します。
どのようなシーンで使う言葉なのかも具体的に紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
「エモい」の意味や語源
まずは「エモい」という言葉の意味や語源について解説します。
「エモい」の意味
「エモい」とは、何かを見たり聞いたり触れたりすることで、感情に変化が生じた時に使われるスラングです。
例えば、感動した時、切ない気持ちになった時、言葉で表現できない気持ちになった時などに「エモい」と表現します。
感動した時のようにポジティブな気持ちはもちろんのこと、ちょっと切なくて悲しい気持ちになった時にも使われる言葉です。
このように、感情的になった様子や情緒的な様子を表現する言葉として、10〜20代の若者を中心に使われています。
「エモい」の由来
エモいの語源は、2つあると考えられています。
1つ目は、音楽ジャンルの「Emo」ではないかと考えられています。
Emoとはロック音楽の1つで、情緒的で感動的なサウンドと歌詞で若者を中心に世界的に流行しています。
このEmoは英語の「emotional(エモーショナル)」から派生した言葉です。
emotional
形容詞(more emotional; most emotional)1〈人・性質など〉感情に動かされやすい、感情的な、情にもろい、感激しやすい。
an emotional person(感情的な[情にもろい]人)
2〈音楽・文学など〉感情に訴える、感動的な。 emotional music(主情的な音楽)
3(比較なし)感情の、情緒の。an emotional decision(感情的な決定)(『新英和中辞典』研究社)
もともとは音楽業界の方たちの間で感動する音楽を「エモい」と表現したことが始まりとされ、その後、音楽関連以外の物事に対しても使われるようになり、一般人にまで普及したようです。
そしてもう1つの語源として考えられているのが「得も言われぬ(えもいわれぬ)」という言葉です。
えもいわれぬ【えも言われぬ】
何とも言い表せない(ほど、よい)。(『広辞苑 第七版』岩波書店)
エモいの意味と似ていることから、この言葉から派生した言葉ではないかという説もあります。