「DD」とは? 正しい意味や「箱推し」との違いを簡単に解説
アイドルファンやTwitterなどを通じて見聞きする「DD」という言葉。「どんな意味だろう」と疑問に思ってはいませんか? 今回は、「DD」の持つ意味やニュアンスを詳しく紹介します。
アイドルやアニメ好きの人と話をする中で、「DD」という言葉の意味が分からずに戸惑った経験はありませんか?
この記事では、主にアイドル・アニメファンの間で使われる「DD」の意味やニュアンスを例文と一緒に紹介していきます。
DDの意味
「DD」とは、そもそもどのような意味を持つ言葉なのでしょうか? まずは、その意味や成り立ちを確認していきましょう。
DD=誰でも大好き
「DD」は、「誰でも大好き(Daredemo Daisuki)」の頭文字を取って生まれた略語で、「複数の推しを持つ人」を指す言葉です。
アルファベットの略語なので、英語が由来と思われがちですが、「DD」の成り立ちに英語は関係ありません。
この「DD」が言葉として使われるようになったのは、1990年代のこと。
当初はアイドルファンの間でのみ意味が通じるアイドルオタク用語の1つという扱いでした。
そんな「DD」ですが、現代ではアイドルファンのみに留まらず、俳優・アニメ・声優など、「推し」が生まれるさまざまなジャンルのファンたちに幅広く利用されています。
推し活動をしている人を中心に、会話やLINE・Twitterのプロフィールなどで使われる、十分に認知度の高い言葉といえるでしょう。
ネガティブな意味合いで使われることも
「DD」は、ネガティブな意味合いで使われる場合もあります。
これは、複数の推しを持つ「DD」が、八方美人・浮気性といったイメージを持たれやすいことに原因があります。
「わたしは〇〇が好き!」と、1人の推しに全ての情熱を注いでいる人からすると、「わたしも〇〇が好き! ……だけど、△△も好きだし、□□も捨てがたいし……」という人が不快に感じられてしまうこともあるのでしょう。
ネガティブな意味合いで使われる場合、複数推しの人を批判したり、複数推しの自分を自虐したりといったシーンで使われることが多いです。
箱推しとの違い
「DD」と混同されやすい言葉の1つに、「箱推し」があります。
「DD」が、複数の人やキャラクターを推すことを意味するのに対し、特別な推しを持たず、グループや作品全体を推すことを意味するのが「箱推し」です。
ジャニーズグループを例に挙げてみると、「平野紫耀くんと永瀬廉くんと岸優太くんが大好き!」という人が「DD」。「King & Princeが好き!」という人が「箱推し」といえるでしょう。
推しを応援する視点が、1人のファンというよりもプロデューサーに近いのが「箱推し」の特徴なのかもしれません。
何人からがDD?
「じゃあ、推しが何人以上になったらDDなの?」
中にはそんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
本来「DD」には、「何人からがDD」のような一定のルールはありません。極端に言えば、推しが何人であろうと、その人が「DD」と感じれば「DD」なのです。
あくまでも一般的な目安でいうと、推しが3人〜5人になったあたりから「DD」と表現する傾向にあるようです。
DDを使った例文
では、「DD」は実際にどのような形で使われているのでしょうか? 例文を見ていきましょう。
例文
・最近のジャニーズ良い子多くない? 担当(=推し)が増えちゃってDDになりそう
・推しがたくさんっていうと聞こえが良いけど、ただのDDだよね
・私はずっと箱推しなのに、DD扱いされてショック……