「草」って何のこと? 意味や使い方、語源を詳しく解説
【例文付つき】「草」はどんな時に使えるのか?
では、実際どんな時に「草」という表現を使うのでしょうか? 例文と一緒にご紹介します。併せて、派生語や類義語も確認してみましょう。
例文
「草」を「面白い、笑える」に言い換えると、意味が分かりやすいです。
・それマジ草(それ本当に面白い)
・うちの弟、変顔うますぎて草(うちの弟、変顔うますぎて笑える)
・出社したけど会社休みで草(出社したけど会社休みで笑える)
「草」の派生語
次に、「草」の派生語を3つご紹介します。
「草生える(くさはえる)」
笑える、面白いという意味です。「草」単体の場合は感情表現になりますが、「草生える」とすることで、動詞的な言い回しとして使われることが多いようです。
「草生えた」と過去形にすれば、「笑った」という意味でも使えますよ。
「草不可避(くさふかひ)」
笑うことが避けられない、つまり絶対に笑ってしまうという意味の言葉です。「草」の上位表現と考えても良いでしょう。
「大草原(だいそうげん)」
大草原は「wwwww」の見た目から、草がたくさん生えている状態、つまり爆笑していることを表します。こちらも「草」の上位表現です。
「草」の類義語
ネット上には、「草」と同様に笑うことを意味するネットスラングが多数存在します。
「笑(わら)」
笑うことを意味する表現の中では歴史がとても古く、第二次世界大戦前から用いられていたようです。
「藁(わら)」
「笑」と読みが同じことから「藁」も使われるようになりました。元々は変換ミスや、「わら」と入力すると「笑」よりも「藁」の方が早く変換候補が出てくるために使われるようになったと考えられています。
「w(わら)」
現在、多く使用されている表現です。 元は「(笑)」でしたが、どんどん省略されていき、最終的に「w」になりました。
「ワロタ」
笑ったという意味はそのままに、発音や表記を変えて遊んだ言い方です。「笑った」→「ワラタ」→「ワロタ」と変化したと考えられます。
「爆(ばく)」
爆笑を意味しています。ただし、使われ方としては自嘲的な意味であることが多いようです。最近ではあまり使われなくなりました。