「捺印」とは? 押印との違いや使い分け・依頼方法を解説
捺印や押印の依頼方法(例文付)
社内外の人に書類への捺印や押印の依頼をすることがありますよね。最後に、社内外それぞれの場合における、依頼時の例文を見ていきましょう。
取引先に捺印・押印を依頼する場合
例文
・契約書をお送りしました。ご一読いただき問題ないようでしたら、付箋を貼ったページにご署名・ご捺印の上、ご返送くださいますようお願いいたします
・大変お手数をおかけしますが、書類の内容をご確認の上、1枚目・2枚目・4枚目にご押印いただき、同封の封筒でご返送いただけますでしょうか
取引先に捺印や押印を依頼する場合は、どこにはんこを押して、その後どうすれば良いのかが分かるように伝えるのがポイントです。
社内の人に捺印・押印を依頼する場合
例文
・至急稟議を通したいと考えております。申し訳ありませんが、早めにこちらの書類をご確認いただき、ご署名またはご押印いただけますでしょうか
・お忙しいところ恐れ入りますが、有給休暇の取得申請をいたしますので、こちらの書類にご捺印をお願いします
社内で押印や捺印を依頼する場合に、定型句となる言い回しは特にありません。しかし、どのような状況で、いつまでに必要なのか、どこに押せば良いのかなどが分かりやすいように依頼するとスムーズです。
「捺印」の意味を知って正しく使おう
今回は、「捺印」の意味や読み方、「押印」との違い、他の類義語との違いなどをご紹介しました。「捺印」は署名が本物だと示すためのはんこである一方、「押印」は「捺印」以外ではんこを押すことを表します。
捺印や押印を依頼する時には、「ご捺印くださいますよう」など、敬語と組み合わせましょう。捺印や押印は省略されることが増えていますが、まだまだ必要な場合もありますので、はんこを押す時には違いに注意してくださいね。
(武田 麻希)
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※この記事は2021年06月22日に公開されたものです