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【第7話】駿と葉山社長で異なる「マイペースさ」とは

#着飾る恋考察

やまとなでし子

恋愛・婚活コラムニストのやまとなでし子さんが、TBS火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』を毎週考察&展開予想するコラムです。今の日本人の生き方、価値観に一石を投じてくれそうな本作で、真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)が繰り広げる”うちキュン”はどう展開されるのか!?

※このコラムには『着飾る恋には理由があって』エピソード第7話までのネタバレが含まれます。

(C)TBS

表参道のシェアハウスから飛び出て、今回は離島でシェアハウス⁈︎

今週はコンビニ感覚で海を渡ってきたどえらい男二人や真柴を支えてくれる人々、駿のスティーブ・ジョブズ説、とうとう結ばれたあの二人など、新たな展開に!

「ましば」を表す3回のノック

(C)TBS

人に気持ちを乱されたり、誰かに寄りかかったりすることなく常に自分の足で立っている駿。そこに突然の元カノの登場。しかも、自分がたたんだはずのお店を同じ店名で続けていたという衝撃の事実を知ることになり、動揺が隠しきれず不安にかき乱されていました。

今までの駿なら、自分のペースを取り戻すよう自分に言い聞かせて冷静になっていたのでしょう。

しかし、真柴という存在に心を開いた証なのでしょうか。不在の真柴の部屋に向かって不安気な表情で3回のノック。まるで「ま・し・ば」と呼んでいるかのような、一緒にいてほしいという心の声が漏れるノックでした。

自分のペースを乱さない彼が、真柴に恋をして人間らしく心を乱されていき、そのまま居ても立っても居られなくなり真柴の出張先にアポなしでやってきたのも、この裏の不安な場面を見ているからこそ一層愛おしかったですね。

コンビニに行く感覚の気軽さで海を渡ってきたどえらい二人

今回はまさかの場外戦。シェアハウスから飛び出て、真柴、駿、葉山社長、真柴のお母さんと真柴の実家で一つ屋根の下。

しかし、駿も社長も思いつきではるばる離島までやってくるってえげつない行動力ですね。深夜に思い立ってコンビニにアイスを買いに行くくらいの気軽さで海を渡ってきましたけど。

駿は社長に「真柴に会いに来た」と本音を伝え、社長の気持ちに火をつけ、敵に塩を送る形になってしまいました。今までニコニコ人当たりの良かった社長が「そうだねぇ……やっと気づけた気がするよ」と本気モードになったギャップがエグかっこよかったですね。

社長はこれから本気の攻勢をかけていくんでしょうか。どんな大人の攻め方を見せてくれるのか楽しみです。

頑張った結果は仕事の成果ではなく人望に現れる

(C)TBS

いろんな人に愛され応援され、支えられている真柴を感じることができる今回の旅。

お節介すぎて、たまに鬱陶しがられてしまうこともあるけれど、離れていても一番の応援者であり理解者である愛情いっぱいのお母さん。一日過ごしただけで真柴の気持ちが駿にあることもしっかり見抜いていましたね。

そして、真柴の見つけた新しい商品を「見たい!」と、京都から離島まで尋常じゃない行動力でふっとんできた葉山社長。真柴の仕事を評価し、彼女が仕事に対して持っている隠れた気持ちを優しく引き出すようにして、道を示してくれます。

一方、突然降りかかってきた寂しさと不安から、真柴に会いにアポ無しで突然やってきた駿。時に「行動しろ」とくすぶる真柴を焚きつけて後押ししてくれたり、今回のように失敗した時は何も言わずにそばに寄り添ってくれたりします。

そして、インスタを見て応援してくれている島のご近所さんたち。直向きに頑張る真柴だからこそ、こうやってたくさんの人が支えてくれるんでしょうね。

仕事は失敗したけれど頑張り続けてきた結果は、仕事の成果ではなく、周囲の人のたくさんの応援となり現れていました。

たくさんの愛を感じ、それを一層深めた帰省でしたね。

駿と社長、それぞれの「マイペースさ」とは

(C)TBS

葉山社長も駿もマイペース。ただ、一口にマイペースと言っても、それぞれ異なるマイペースなんですよね。

葉山社長の場合は、行動的で好奇心旺盛、自由奔放、天真爛漫。ヤンキーの落書きのごとく「愛羅武友」「夜露死苦」ばりの漢字の羅列になってしまいましたが、自分のやりたいことがありすぎて、ひとところに留まることなく常に走り、泳ぎ続ける回遊魚のよう。

新しいものをどんどんと開拓していくし、目標のためならどんなことでもいとわず挑戦し、常に大きな夢を抱きながら気の向くままに世界中を走り回っています。

一方駿は、自分の価値観に従って、人の意見に惑わされずやりたいことだけをやって生きています。その日が幸せに自分らしく生きられたら100点! という考え方で背伸びをしたり、今以上を求めたりしていません。

新しいものに簡単に飛びついたりはせず、今あるもので価値を感じているものを長く大切にするタイプ。

そんな、それぞれ違う種類のマイペースな生き方の二人ですが、恐らく付き合ったらどちらも真柴を優しく支えてくれるのでしょう。

でもきっとそばにいてほしい時、物理的に横にいてくれるのは駿かもしれません。今回も「隣にいるよ」と真柴のつらい時に寄り添ってくれていましたが、彼は大切にすると決めた相手には優先順位は一番で、とことんそばで尽くしてくれそうなタイプです。

葉山社長も大切にはしてくれると思うんですが、仕事も同じくらい大切にしているので恐らく常に飛び回っていて、すぐ会いたい! という時にそれは叶わなさそう……。

駿・スティーブ・ジョブズ説

ミニマリストである駿の持ち物は最低限。ですので、洋服も毎話のようにベージュのカットソーで登場します。

これだけの頻度で着用しているということは、一週間に数回は着ていると思うんですよね。でありながら、全くへたっていない。あのリボンの部分なんか、洗濯を重ねていくとすぐによれていきそうなもんなのに全くの新品のよう。おまけに、あれを着ながら頻繁に料理もしてるのにシミ一つない。

これによって二つの仮説が立てられます。

一つは、駿がたった一着を毎回念入りな洗濯のもと、丁寧に丁寧にアイロンがけをしている洗濯王子説。

もう一つは、気に入ったら同じものを数着購入してユニフォームのように着続けるスティーブ・ジョブズ説。真相やいかに。

二つの感情がむき出しになった瞬間

(C)TBS

ストーカーに大事故を起こされそうになっても、ぶちギレることなく冷静かつ穏やかだった陽ちゃん。まさに生ける菩薩だった彼が、今回初めて感情的な一面を見せていました。

羽瀬ちゃんがひと悶着あった元カレ(?)と会っているのを見た瞬間、心配のあまり聞いたことのない言葉遣いで激昂していましたね。彼にも喜怒哀楽の怒りの感情がきちんと存在したようです。

そして羽瀬ちゃん。自分の感情をさらすことなく、クールどころか氷点下のコミュニケーションを取り続けてきた彼女。あまりに塩対応がすぎて、サラサラの塩どころかゴリゴリに固まった岩塩のようなので、おばあちゃんちでよく見る、塩の湿気取り用の炒った米でも撒いてやりたくなるほどでした。

羽瀬ちゃんは、突然陽ちゃんにキスをした時も、本心は言わず適当にごまかし逆ギレしていましたが、最後はやっと素直になれました。「私が好きなのは陽ちゃんだから」と気持ちをさらけ出し、二人の感情がむき出しになったことでやっと通じ合うことができました。

駿が第4話でも言っていましたが、やっぱり人間素直が一番。両思いになった羽瀬ちゃんが、これからどんなコミュニケーションを取っていくのかも楽しみですね。

駿の元カノが駿を探していた理由や、葉山社長の本気、真柴の心がどう揺れ動くかなど、次回も見所いっぱいです!

(やまとなでし子)

※この記事は2021年06月08日に公開されたものです

やまとなでし子

 

大和撫子とは対極にいるアラサーJK(女子会社員)。合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性たちや日常についての備忘録をTwitterとブログで綴っている。

Twitter:@yamatonadeshi5
ブログ:男性見聞録

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