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ガバナンスとは? 意味や使い方、コンプライアンスとの違いを解説

上色ゆるり

「ガバナンス」と「コンプライアンス」の違い

「ガバナンス」と似た意味合いを持つ、「コンプライアンス」。同じようなニュアンスがあるため混同して覚えてしまいがちですが、実はこちらの2つには違いがあります。

間違って使ってしまわないよう、「コンプライアンス」の意味、そして「ガバナンス」との違いを確認しておきましょう。

ビジネス用語としての「コンプライアンス」は「法令遵守」

コンプライアンスとは、「服従」や「追従」を意味する言葉です。

コンプライアンス
要求や命令への服従。

コンプライアンス
要求や命令への服従。
(『デジタル大辞典』小学館)

また、コンプライアンスの語源は、英語の「compliance」から来ています。

compliance
(1)(要求・命令などに)応じること、応諾、追従〔with〕。
(2)人の願いをすぐ受け入れること、迎合性;人のよさ、親切。
(『新英和中辞典』研究社)

ビジネス用語として使われる「コンプライアンス」には、「法令遵守」という意味があります。企業が、社内ルールや法律、社会的な倫理、常識に従って経営していくことを指します。

「コンプライアンス」は、ある基準やルールに従うという点では、「ガバナンス」と似たニュアンスがあります。

では、2つの単語には一体どのような違いがあるのでしょうか。

「ガバナンス」はコンプライアンスを守るための「管理体制」

前述の通り、ビジネス用語としての「コンプライアンス」の意味は、「法令遵守」です。

そして、その「コンプライアンス」を守るための管理体制が「ガバナンス」です。ガバナンスを効かせることは、コンプライアンスを守ることにつながります。

「コンプライアンス」は第三者が定めたルールに従うこと、「ガバナンス」はコンプライアンスに従うために企業統治すること。2つの単語は因果関係で結ばれているということを覚えておきましょう。

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