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友人より「年収」が低いかも。劣等感から抜け出すには

#お仕事ハック

トイアンナ

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「年収を人と比べてしまう」とのお悩みに、ライターのトイアンナさんがアドバイス。

「年収」を人と比べてしまう

最近、話の中で周りの友人に比べて自分の年収が低めなのではと悩んでいます。
私は最近転職をしたこともあって、まだ役職などにも就いていないのですが、20代後半ともなると、新卒から同じ会社で働いている友人はもう何人も部下を抱えていたりします。

新卒の時はみんな同じくらいの給料で、生活水準も同じだったのに、自分だけどんどん離されていくような気がして不安です……。

年収を人と比べるのをやめて、自分らしく働くにはどうしたら良いのでしょうか?

こんにちは、トイアンナです。

最初はみんな同じくらいだったはずの年収。30歳を手前に生活水準が分岐すると、徐々に気付かされますよね。稼いでいる友達と、そうでないグループが。

私も周りで新築一軒家を都心部へ建てる友人が出てきた時に「おっ」と思いました。私の年収では一生かかってもできないことを、彼女は30歳であっけなく実現していたからです。

逆に、キャリアダウンを決めたことで私よりお金がない友人も生まれました。人生は、少しずつ分岐していくのです。

年収が「ある側」の気持ち

さて、年収が「ある側」から、ない側はどう見えているのでしょうか。答えは「相手が年収を気にしないよう、気を使っている」というもの。

「友情はそのままでいきたい、でも明らかに相手にお金がない。ご飯、おごろうかな。でもおごったら、その方が差を感じさせるかな」と、なんとか友人でい続けたいと、不安を抱えているのはあちらも同じです。

「年収がない」と言える友人を大事に

そんな時「ごめーん、いま給料日前でお金ないから助けてー」と言ってくれる友達は、とてもありがたいものです。逆に無理してお金を払われると、心理的負担が増えますから。

年収は、業界と景気で決まります。利益が多い業界で好景気なら、会社で1番使えない人でも高収入になりますし、需要が減少傾向にあるいわゆる“斜陽業界”では優秀な人も経済苦にあえぎます。

ですから、年収と能力にはあまり関係がありません。お金を稼いでいる人ほど、それをよく知っています。なので、友人との格差を気にしなくても大丈夫です。

どうしても年収を上げたいなら業種を変えよう

それでも、「もっと稼ぎたい、友達と肩を並べたい」と強く願うなら、市場が拡大し、利益率が高い業界や会社へ転職するのもひとつの手です。

今回の相談者さんはそこまで切実に年収アップを望んでいるとは感じなかったのですが、不安やモヤモヤを抱き続けるくらいなら、いっそ年収を上げてしまっては? というのも、ご提案できればと思います。

Point.

・年収は「ある側」も頑張って友情を続けたいと思っています。
・年収は業界や景気で決まり能力の差じゃないので、気にしなくて良い。
・どうしてもコンプレックスを感じてしまうなら、いっそ業種を変えましょう!

(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)

参考記事はこちら▼

あなたの「劣等感の強さ」を診断で詳しくチェックしてみましょう。

※この記事は2021年05月18日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

慶應義塾大卒。P&Gジャパン、LVMHグループで合わせて約4年間マーケティングを担当。その後は独立し、主にキャリアや恋愛に関するライターや、マーケターとして活動。著書に『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』や『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』などがある。

●ブログ「トイアンナのぐだぐだ」
http://toianna.hatenablog.com/

●Twitter
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●公式サイト
https://renaijuku.co.jp/

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