つながるべき? 会社の人とのSNSの接し方
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「会社の人とSNSでつながってしまった時の対処法」について、ライターのトイアンナさんがアドバイス。
会社の人にSNSのアカウントを聞かれた……
私は仕事とプライベートを分けたいので、あまり会社の人とSNSでつながりたくありません。
でも私の会社は、プライベートでも仲が良くSNSでもつながる風潮があります。仲が良いことはとても良いのですが、プライベートのことを全部知られるのが嫌な私はどう接するのが良いのでしょうか。
こんにちは、トイアンナです。
仕事とプライベートを分けたい派と、一緒で良い派って分かり合えないですよね。SNSを仕事の一環くらいに思っているタイプからすると、“SNS=名刺”です。
一方、プライベートと仕事を分ける方から見れば、“SNS=我が家”の延長みたいなもの。友達を招くことはしても、ビジネスの関係者にずかずかと入られたいわけがありません。
SNSをビジネスとつなげている人の心理
さて、SNSがビジネスの延長にある人からすれば、相談者さんがSNSを開示しないのは、純粋に「なんで?」と思われるでしょう。彼ら・彼女らからすれば、職場のデスクを必死で隠しているくらいに見えるからです。
「そもそも公のものを、なんで隠してるの?」
「SNSは公開情報でしょう?」
と、思われているわけです。
職場の人に求められてもいいSNSアカウントを作る
そこで、おすすめしたいのが「職場の人に見られても構わないSNS」を作ってしまうことです。
TwitterやInstagramは、SNSアカウントを複数作れます。ダミー……もとい、ビジネス用のSNSアカウントを作ってしまえば、心置きなくプライベートアカウントでは、自由を謳歌できます。
なお、これで引っかかるのはFacebookです。Facebookの場合はつながっても投稿ごとに公開設定を細かく設定できますから、プライベート用と全体公開を細かく分けられます。
もっと言えば「Facebook、前に登録だけしたんですが今は使ってなくて。自分でもログインすらできなくなっちゃったんです」と言ってしまうのもありでしょう。
SNSでつながるビジネスのご縁が増えるかも?
「ええっ、ここまでしなきゃだめ……?」と、思ったかもしれません。
確かに、これまでSNSを親しい友達との空間だけに制限してきた人にとって、ビジネスアカウントを作っても何を呟けば良いかすら分からないかもしれません。
ひとまず、フォローするだけでOKです。仕事関係や、キャリア関係の人をたくさんフォローしまくること。そして、たまに投稿を眺めるだけで大丈夫です。
新しい試みは、新しいチャンスでもあります。たとえば、ビジネス用アカウントで仕事関連の人とつながることで、キャリアアップや転職へのご縁がつながるかもしれません。
SNSをプライベートだけに使ってきた相談者さんにとって、思わぬ良き出会いもまた、ビジネス用アカウントで生まれますよう、応援しています。
Point.
・SNSを名刺と同じく、公にされて良いものと思っている人がいます
・ビジネス用アカウントを作ったり、公開設定を変えたりしよう
・新しいアカウントを作ることで、つながるキャリアのご縁があるかもしれません
(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2021年05月04日に公開されたものです