「リテラシー」の意味や正しい使い方を分かりやすく解説
これから日常語になるかも? 〇〇リテラシー
他にもリテラシーには以下のような種類があります。今後、私たちの日常でも耳にする機会が増えるかもしれませんのでチェックしてみてください。
デジタルリテラシー(Digital literacy)
デジタルリテラシーとは、WEBサイトやSNS、スマートフォンなどのデジタル技術を通じて、コミュニケーションを行ったり、情報にアクセスしたりする能力です。
環境リテラシー(Environmental literacy)
環境に対する意識を高め、環境問題を理解し、解決するために主体的に取り組む能力を指しています。
ヘルスリテラシー(Health literacy)
健康や医療に関する情報を理解し、活用する能力です。多くの情報の中から正しいものや、自分に必要なものを取捨選択することの必要性が込められている言葉です。
マルチメディアリテラシー(Multimedia literacy)
動画や音声、画像、バーチャルリアリティーなど、文字以外の幅広いメディアを操作し、活用する能力を指します。
科学リテラシー(Scientific literacy)
科学を理論として理解するにとどまらず、科学的な知識や思考法を身の回りの自然現象や日常生活、環境問題にも活用する能力です。
科学技術リテラシー(Technological literacy)
科学技術に対する理解を深め、考え方や行動に活用する能力です。
言葉の意味の変遷は時代を映し出す鏡
「リテラシー」という言葉は、元々は「読み書きの能力」を指す言葉として生まれました。しかし、移り変わる時代の影響を受け、今日では「〇〇リテラシー」というと、〇〇を使いこなす能力という意味で使用されることがほとんどです。
「〇〇リテラシー」の「〇〇」には、今の私たちにとって身に付けておくべき、大切な能力が入ります。英語圏ではすでに「環境リテラシー」「ヘルスリテラシー」などの言葉も広まっているようです。
さまざまなリテラシーの意味を知ることで、時流についてもつかみやすくなるかもしれません。
(小坂井さと子)
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※この記事は2021年04月23日に公開されたものです