今すぐできる「イライラを抑える方法」15選
イライラする人としない人の差
ここからは、「イライラしない人になるには?」を考えていきましょう。
全く同じ状況下にあっても、イライラする人としない人がいますよね。そこには物事の考え方や感じ方が大きく影響しています。
両者は「人」「物事」「自分」に対してどのような捉え方をしているのでしょうか。
「人」に対しての捉え方
日常生活において人との関わりはかかせないものですし、人との関わりによってストレスが生まれることもたくさんあるでしょう。
イライラする人としない人では、人に対してどのような思いを持っているのでしょうか。
イライラする人
「人を思い通りに動かしたい」
真面目で自分に厳しいタイプの人は、「時間を守らないのはだめ」「片づけができないのはだめ」など、自分の中で守っているルールがあり、周りに対しても同じことを望みます。
そのため、他人の悪い部分が見えたり、自分の思うように動いてくれなかったりした時は、イライラを感じてしまうのです。
イライラしない人
「人は思い通りに動かないと知っている」
イライラしない人は、他人が自分の思い通りに動いてはくれないことを分かっています。
そう理解していることで周りの人にも寛容になるため、イライラすることが少ないのです。自分に対するルールも自分の中で完結しているため、他人に強要することをしません。
「物事」に対しての捉え方
目の前の物事がうまくいかないことは誰にだってありますよね。
そんな時にイライラしてしまう感情は、物事の捉え方によっても変わってきます。イライラしやすい人としにくい人では、全く逆の捉え方をしているようです。
イライラする人
「思い通りに物事を進めたい」
イライラしやすい人は、常に自分の思い通りに物事を進めたいと思っています。自分の意見を押し通したい気持ちが強く、その通りに進まないとイライラしてしまいます。
イライラしない人
「思い通りに物事が進まなくて当然」
イライラしない人は、全ての物事が自分の思い通りに進まないことを知っています。
人の意見に耳を傾けることもできるので、柔軟な対応ができ、結果的に物事をスムーズに進めることにもつながっています。
「自分」に対しての捉え方
自分自身に対してイライラを感じることはありませんか? 自分に対してイライラしている時には感情のやりどころがなく、苦しいものですよね。
イライラしやすい人としにくい人では、以下のような違いがあります。
イライラする人
「自分への期待が高い」
自分に対してイライラしてしまうのは「自分ならもっとできたはずだ」という思いがあるからです。
自分への期待が高いため、周りができているのに自分だけできないことがあったり、うまくできないことがあったりすると、イライラしてしまいます。
そして「自分はだめだ」「自分には何もできない」などと考え、ネガティブな感情とイライラを募らせます。
イライラしない人
「そこまで自分に期待していない」
イライラしない人は必要以上に自分に期待をしていませんし、自分を完璧な人間だとは思っていません。
それに加えて、自分にできないことがあった時は「自分はここが苦手だから次はこうしてみよう」「もっとこの部分の努力をしよう」と建設的に考えることができます。