倦怠期って何? 倦怠期カップルの特徴と原因・乗り越え方を解説
長く付き合っていると起こる倦怠期。そもそもどういう意味で、どんな時期に訪れるのでしょうか? また、マンネリ化や停滞期など似ている言葉との違いも気になるところ。この記事では、倦怠期の理由や特徴、乗り越え方など完全マニュアルをご紹介します。
恋人と付き合い始めの頃は毎日楽しかったのに、最近はささいなことですれ違いやけんかばかり……。そんな風に感じ始めたら、倦怠期がやってきているのかもしれません。
そんな倦怠期は乗り越えることができるのでしょうか? この記事では、倦怠期の原因や乗り越え方についてご紹介します。
倦怠期について理解した上で、恋人と一緒に乗り越えてさらに愛を深めていきましょう。
倦怠期の意味
「倦怠期」と聞くと大抵の人はマイナスのイメージを想像するのではないでしょうか。まずは、一体倦怠期とはどのような意味なのかを詳しく解説します。
倦怠期とは?
そもそも「倦怠期」とは、相手のことが嫌いではないけれど、気持ちが冷めた状態のことをいいます。最初の頃のようなときめきはなく、好きかどうか分からないといった状態です。
一緒にいる時間が増えることによって、恋人との生活に飽きたり、慣れたりすると倦怠期になりやすいでしょう。また、結婚後でも倦怠期になる可能性はあります。
倦怠期の意味や読み方、類義語をご紹介しています。
倦怠期と停滞期の違い
倦怠期と似た言葉に「停滞期」があります。停滞期はどういった意味なのでしょうか?
停滞期とは、付き合った当初の盛り上がりがなくなり、一緒にいて落ち着く、安心する時期を指します。
倦怠期と違って気持ちが冷めたのではなく、安心感に変わったという特徴があります。そのため、停滞期=悪い時期というわけではありません。
ただし、停滞期が悪化すると倦怠期になってしまうので、飽きや慣れには気を付けましょう。
倦怠期とマンネリ化の違い
恋愛におけるマンネリ化とは、新鮮味がなくなってしまうことを指します。デートプランや会話がマンネリ化して飽きてしまうことが、倦怠期の原因になるのです。
マンネリの意味や語源、使い方をご紹介しています。
倦怠期がないカップルもいるの?
そもそも恋愛の始まりには、放出すると強い快楽や心地良さを感じるとされるドーパミンという物質が出ており、その興奮によって相手のことをより好きだと錯覚しています。
それが収まると、今度は幸福感をもたらすオキシトシンが幸せな恋愛観を形成してくれます。しかしこれがうまく放出されないと、人は慣れや飽きを感じ、倦怠期に入ってしまうのです。
そのため人間の構造上は、倦怠期を避けるのは難しいと言えるでしょう。オキシトシンの分泌を促す要素(心身の触れ合いや感謝・信頼感など)をうまく見出せていると、まれに倦怠期が訪れないカップルもいるかもしれません。
倦怠期がないカップルの特徴を、恋愛コラムニストのおおしまりえさんが解説します。
【アンケート】倦怠期に関する実態調査
ここで、倦怠期に関するリアルな実態をアンケート(※)で見ていきます。そもそも倦怠期はどんなカップルにも来るのか、来るならどんな時期なのでしょうか。
また、倦怠期に起こりやすいこととは?
Q.倦怠期を経験したことはある?
※有効回答数300件
20~39歳の交際経験がある男女300人に聞いたところ、半数以上の人が「倦怠期を経験したことがある」と回答しました。
倦怠期を経験したことがない人も意外に多くいるように見えますが、この中には倦怠期になる前に別れてしまった人も含まれます。そのため、どんなカップルにも起こり得ることだと言えるでしょう。
Q.倦怠期が訪れたのはいつ?
※有効回答数155件
1カ月以上~5カ月未満の間に倦怠期へ陥ったカップルが最も多いようです。また、次に多いのは5カ月以上~1年未満ですが、その他もバラつきがある印象です。倦怠期が訪れる時期には会う頻度や生活スタイルなどによっても異なるため、個人差があると言えるでしょう。
ま交際から1年未満に倦怠期を経験したカップルが5割以上を占める結果を見ると、意外にも、交際期間が短いカップルの方が倦怠期に陥りやすいようですね。もしかしたら、倦怠期を経験せずに1年以上交際が続いたカップルは、その後の付き合いも安定しやすいのかもしれません。
Q.倦怠期にどんなことが起こった?
※有効回答数139件
続いて、倦怠期を経験した人に具体的にどんなことが起こったかを聞いてみたところ、会話やデートの頻度が減るという回答が最も多く挙がりました。
会うのが面倒になる、デートが楽しみではなくなったなどの声が第2位。続いて、相手に対してときめきやドキドキを感じなくなるという意見です。
これって倦怠期かも? と感じたエピソード
・LINEの返事を返すのが面倒になったし、一緒に過ごしてても楽しくない(37歳/専門サービス関連)
・一緒にいることがなんとなく嫌になり冷たい態度をとってしまうようになった(30歳/医療・福祉関連)
・行く場所ないし、一緒にいても会話がない(38歳/事務・企画・経営関連)
・一緒に居ても相手を好きな感情が自分の中にないのを感じたり、心のどこかで新たな出会いを探しているような自分を感じた時。(34歳/クリエイティブ関連)
・ときめかない、抱かれたくない(30歳/販売・サービス関連)
▶次のページでは、倦怠期が訪れやすい時期をご紹介します。