「恋愛が苦手」でもすてきな恋人をつくる5つのステップ
恋愛が苦手なまま、気付けばアラサー……。焦って婚活をしても、面倒な駆け引きやスキンシップにも抵抗があって悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、恋愛コラムニストの下村さきさんに、恋愛が苦手な人の特徴と克服する方法を解説してもらいます。
「恋人は、いつか自然にできるもの」だと思っていたのに、実際は何もないまま気付けばアラサーになってしまった……という方、少なくないのではないでしょうか。
恋愛デトックスカウンセラーである私の元にも、こうした悩みが多数寄せられています。恋愛が苦手なまま年を重ねると、不安になってしまうこと、ありますよね。
そこで今回は、恋愛の苦手意識を克服して、すてきな恋人をつくる方法をまとめます。
恋愛が苦手な原因は「恋愛経験の少なさ」
「恋愛が苦手」と感じる大きな原因は、やはり「恋愛経験が少ないこと」。
これは恋愛に限らずですが、経験が少ないものに対しては、やり方が分からず苦手意識を持つことが多いですよね。
例えば、勉強や運動が苦手な人は、「どうしたらうまくできるか分からない」ためになかなか関わろうとせず、結果、ますます苦手意識を持ってしまいます。
恋愛でも、これと全く同じメカニズムで、経験が少ないと苦手意識が生まれてしまうのです。
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恋愛が苦手な人の特徴
では、「恋愛経験が少ない」ということ以外に、恋愛が苦手な人にはどのような特徴があるのでしょうか? 恋愛が苦手な人によく見られる3つの特徴を解説していきます。
(1)人にどう思われているかが気になる
恋愛が苦手な人は、自分が人からどう思われているかを必要以上に気にしてしまいます。
「自分がしたいように行動する」のではなく、周りの人に望まれているように行動してしまいがち。
すると、恋愛でも「自分が相手を好きだから」という気持ちだけでは動くことができず、「相手にどう思われているのか」を気にして、積極的になることができないのです。
(2)自分に自信がない
2つ目は、自分に自信がないことが挙げられます。
自分に自信がないため、「どうせ私なんて好いてもらえない」「私なんか結婚できないだろう」という、ネガティブな気持ちで人に接してしまいます。
こうした姿勢から、積極的になれずに恋愛のチャンスを逃したり、相手に「恋愛に興味がないんだろう」と思われてしまったりすることを繰り返し、恋愛が苦手になっていきます。
(3)恋愛に対する「思い込み」が激しい
最後は、恋愛に対する「思い込み」が激しいこと。特に純粋で素直な性格の方によく見られます。
例えば、「付き合うまでは、駆け引きが大事」「スキンシップは男性からすべき」「婚活ファッションでは、自分の好みより異性ウケを狙うこと」など、恋愛でよく言われる「掟」のようなものを全て鵜呑みにしてしまい、身動きが取れなくなっているような状態です。
こうした恋愛の思い込みを全て網羅するのは不可能です。そのため、最終的に「私には無理だ……」と恋愛が苦手になってしまう傾向があるようです。
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「恋愛が苦手」でもすてきな恋人をつくる5ステップ
ここまで見てきて、「これ、私のことだ……」「やっぱり、僕には恋人なんてできないんだ」と落ち込んでしまった方もいるかもしれません。
でも、恋愛経験が少なくても、恋愛を楽しんで恋人をつくる方法があります。ここでは、すてきな恋人をつくる5つのステップをまとめます。
ステップ1:同性の新しい友達をつくる
驚くかもしれませんが、まずは同性の新しい友達をつくることから始めます。
というのも、恋愛が苦手な人は人付き合いにも自信がないことが多いからです。
相手から声を掛けてきてくれたパターンや、何となく仲良くなったパターンではなく、自分が「この人と仲良くなりたいな」と思う人に積極的に話し掛けて、新しい友情を育んでください。この成功体験が、後に恋愛の自信につながります。
ステップ2:異性の友達をつくる
続いて、異性の友達をつくります。この時、恋愛対象になるかどうかで友達を選ぶ必要はありません。
ステップ1と同じように、「この人、一緒にいて楽しいな」「この人、一緒にいて楽だな」という、自分にとって居心地の良い異性を見つけてください。
恋愛が苦手な人の中には、異性と付き合うどころか1:1で話をすることさえ緊張する……という人も少なくないので、異性の友達との付き合いの中で「異性慣れ」をしていきましょう。
ステップ3:楽しい恋愛ドラマや映画を見る
恋愛が苦手な方は、恋愛とはどうしても「苦しい」「大変」「面倒」という印象が強いようです。
ですが、こうした思いがあると、「苦しい恋愛」「大変な恋愛」「面倒な恋愛」を引き寄せてしまう可能性があります。
これは、心理学で言う「引き寄せの法則」 によるもので、人間の脳は無意識のうちに自分が考えたものを引き寄せる力を持っています。
ですから、「恋愛は苦しく、大変で、面倒」と思っていると、「楽しい恋愛」「すてきな恋愛」のチャンスがあっても「これは恋愛ではない!」と判断してしまい、自分から手放してしまうのです。
つまり、普段から「恋愛は楽しいもの」「すてきな人と出会って恋人になる」「大好きな人と結婚する」という思考を 持っておく必要があるのです。
そのためにも、楽しい恋愛ドラマや映画を見ましょう。いくつか見てみて、「これは私の理想の恋愛だな」と思う作品を繰り返し見ることもおすすめです。
ステップ4:恋人ができたらやりたいことを考える
これもステップ3に近いですが、恋愛が苦手な方は、どうしても「恋人同士でやること」などを想像するのが苦手です。
恋人ができたら、2人で一緒に料理を作りたい、インテリアのお店に行ってみたい……など、楽しい出来事を想像して「恋愛は楽しいもの」という思考を自分に植え付けます。
ステップ2でつくった異性の友達にお願いして、一緒に疑似デートを楽しむというのもひとつの手です。
ステップ5:出会いの場に積極的に参加する
「楽しい恋愛」をする準備が整ったら、出会いの場に積極的に参加しましょう。
リアルな場で、友達の友達くらいの狭いコミュニティにお呼ばれするのもいいですし、オンラインでまったく繋がりのない人と仲良くする機会を設けてもOKです。
この時、「絶対に恋人をつくる!」と意気込みすぎると緊張してしまうので、まずは「気が合う友達を10人つくる」などの目標で参加するくらいがおすすめです。
恋愛が苦手な人は、「気長に」「気軽に」という思考が吉
いかがでしたか? 苦手意識があることを頑張るのって、大変なことですよね。
でも、恋愛が苦手な原因を知って、ご紹介した5つのステップを踏めば、 きっと恋人をつくることができるでしょう。
もちろん、意識が変われば5つのステップの途中で異性の友達と恋愛関係になったり、職場などで恋人候補に出会ったりすることもあるでしょう。
そうした機会があれば、ぜひ勇気を出して交際に発展させてみてください。
この記事を読んだところが、あなたの第一歩です! これから、すてきな恋愛を楽しんでくださいね。
(下村さき)
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※画像はイメージです
※この記事は2021年03月11日に公開されたものです